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NINTENDO DS Liteにリメイクされた「FINAL FANTASY掘廚慮堕衄如CRYSTAL EDITION」を購入したことについては、「限定商品4」で述べたとおりである。

DSはパーティプレイが売りで、ゲームソフト1本で、数人で対戦ゲームを行うことができる。それ故一家に数台を所有しているところも多い。私の友人も殆どが所有しており、私はかなり遅れての購入になった。しかし、皆で対戦するには嫁の分も必要、ということでもう一台を買わねばならない羽目になってしまった。幸い、私のCRYSTAL EDITIONのクリスタルホワイトと良いペアとなるジェットブラックというカラーのDS Liteが9月2日に発売となったので迷わずこれを選んで購入した。このカラーは艶のある美しい黒で指紋が気になる程だ。(残念なことに蓋を開けた状態の色は少々安っぽい。)
それに合わせ、もう一つゲームを購入した。NINTENDOの王道アクションゲームの新作「New SUPER MARIO BROS.」である。

アクションゲームは比較的よくやっていたので、かなり楽しみにしていたのだが、残念ながら期待外れであった。
ゲームが駄作という意味ではない。非常にゲームバランスもよく、ポリゴンながら往年のドットのものとも遜色ない動きも嬉しい。ボタンの変更ができたのも有難かったし、従来の少ないボタンで様々なアクションを行える点も良い。
では何が気に入らないかというと、基本的に簡単すぎるのである。数日でオールクリアしてしまった。(調べないとわからないルートはあったが、道さえ分かれば簡単なのだ。)

SUPER MARIOシリーズは先に進むにつれ難易度が高くなっていくのが良かった。だからなかなか簡単にはクリアできなったものだ。それ故、巧みな操作でクリアできる人は尊敬された。しかし今作はたぶん初心者でもクリアできるだろう。 つまり甘いゲームになってしまったということだ。私は初代の「SUPER MARIO BROS.」と「SUPER MARIO BROS.3」が好きだ。難易度も絶妙で、シンプルながら裏技も多くヤリ甲斐のあった初代と、多彩なアクションやアイテムを駆使するのが面白くそれに見合った難しさだった3。どちらもやり込む気にさせられるのだ。その後の作品は操作が複雑になり、本来の楽しさではなくなってきた。今回の新作は原点回帰したとは思う。しかし、やり込む前に終わって非常に寂しい。

では、システムについても見てみよう。今回マリオは空を飛べず、ヨッシーのような妙な乗り物もない。
しかし、キノコによって、マメマリオという通常よりも更に小さくなったり、障害物やボスさえ体当たりでなぎ倒す巨大マリオになれたりする。マメマリオは良いアイデアであった。この状態でないと行けないところも多い。これだけでクリアするのがちょうど良い難易度に思える。しかし、巨大マリオはいらないと思う。ゲームバランスを完全に破壊するだけでなく、クリアした嬉しさも少なくなってしまう。スターの価値もない。
コウラマリオは亀の甲羅を身に付けたマリオで、ダッシュすると甲羅に入って、蹴られたノコノコのようにずっと滑っていく。これはちょっと面白かったが普通に走れないのが辛かった。(私はBボタンを通常押しっぱなしでプレイしている。)
これに3のタヌキ(しっぽ)マリオやハンマーマリオなどを加えても面白いのではないかと思った。マリオは飛べても良い。その分難しくして頂きたい。

そういえば、初代にあった100UPと呼ばれるマリオ無限増殖が同じ方法でできるところが嬉しかった。有名な「階段でノコノコを踏み続ける」という裏技なのだが、残り99人までしか増えないので増やしすぎてゲームオーバーになることもない。ただ、これも初代より圧倒的に簡単なので、常に99人のストックがある状態で何度死んでも気にならない状態となってしまう。

まあ、これまでアクションゲームをやったことがない方や、今まで数あるアクションゲームをクリアできず途中で挫折してきた方には、大変馴染みやすくクリアも可能な入門的ゲームであろう。楽しみながらプレイできるという点は流石NINTENDOだ。アクションゲームに興味がある方は是非プレイして頂きたい。古くからゲームをしてきた方には物足りないと思うのでお勧めしないでおく。