はじめは「時計でも・・」、と思っていたがスイスは物価が高い。はっきりいって日本で買った方が安いかもしれない。聞いたところによると、現在物価世界一がスイスとのこと。なんとスイスでは大学卒業者の平均初任給は日本円でおよそ60万円だという。海外で安くブランド品を購入、なんて方法はスイスでは通用しないようだ。
という訳で、高額なものは諦め、手頃な品を探した。
まずは、有名な水筒、SIGGのボトルだ。(写真1、2)
高純度のアルミに高圧をかけ成形した、全く継ぎ目の無いボトル。それ故、頑丈かつ軽量。
内側には、飲み物の味が損なわれにくく、臭いもつきにくいコーティングが施されている。
登山家御用達としても知られている。私は登山家ではないしスイスでも山には行かなかったが、そのアルプス気分とスイスらしい堅実な作りの商品ということで購入した。
シンプルなデザインに、中央のスイスマークがよいアクセントになっている。
実は日本のアウトドア専門店などでも取り扱っている。デザインも豊富だ。是非手にとってその作りの良さを体験して欲しい。サイズは0.3リットルからで、カラフルで可愛い絵柄もあるので小さな子供にも良いかもしれない。
もう1つの土産は国際時計博物館で購入した、この博物館に展示されている時計等を写真付きで説明してあるガイドブックである。(写真3)
芸術の域まで高められた時計から、原始的な日時計や砂時計、オートマタやシンギングバード、オルゴール時計、果ては天文時計までが紹介されている。Breguetの懐中時計N°28、N°3492や、最近のものではULYSSE NARDINの天文時計三部作の1つAstrolabium Galileo Galilei(アストロラビウム・ガリレオ=ガリレイ)も載っている。
写真も綺麗だし、なかなか見応えがあるのだが、文章がフランス語なので読めないところが致命的だ。しかし日本語版はもちろん英語版も無く、フランス語かドイツ語のみしか販売されておらず、苦渋の選択だった。(どっちにしろ読めないのだが)