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最近ハマッていたゲーム、その中のひとつに「ひぐらしのなく頃に」というアドベンチャーゲーム(サウンドノベル)がある。コンシューマーではなくパソコン用のゲームでしかも同人ゲームだ。ちなみに18禁というわけではない。

このゲームは、数ヶ月前から、弟より面白いからと渡されていたのだが、いかんせん絵が個人的に好かず、やる気にならなかった。
しかし、この「ひぐらしのなく頃に」という作品は、今ではいろんなメディア展開をしている。
漫画やアニメ化もされ、大きく取り上げられている。ただの同人ゲームがここまで大きく取り上げられたのは「月姫」以来ではないだろうか?(月姫は確かに面白かった。)
こうなるのはやはり面白いから、人気があるからに他ならないと思い、最近の暇にかまけて我慢してプレイしてみたのだった。

ゲームをプレイするのに我慢が要るのもおかしい話だが、絵の好き嫌いはかなり大きい。漫画雑誌でもそうだが好きではない絵の漫画は飛ばしたくなるものだ。しかし面白い漫画は絵に関係なく面白い。いずれ絵は気にならなくなる。
「ひぐらしのなく頃に」もそうであった。暫くプレイすると慣れてきた。なるほど、「美人は3日で飽き、不細工は3日で慣れる」というのもうなずける。(あくまで個人的な感想だ。このゲームのグラフィック担当には申し訳ない。)

このゲームは普通のアドベンチャーゲームと違い、選択肢が無い。基本的に1本道のシナリオを読み進めるだけのサウンドノベルだ。しかし、シナリオを読み推理することを経てゲームとなる。
ゲームは確かに面白い。とある惨劇が起る舞台の謎を解くのがこのゲームの趣旨なのだが、犯人や舞台の裏を自分で推理する。この事件は祟りなのか人が起したものなのか、それとも・・犯人は誰だろう、動機は?とゲームを進めながら自分で考える。
1話が終わると、同じ舞台のほんの少し違うシナリオになった2話がはじまる。殺される人間が変わる。それは何故か?今回は前回と同じ犯人なのか?
3話は舞台は同じだが、自分が殺人犯となる。それでも起こる奇怪な事件。
4話は過去の話。
この1~4話を見て最終的に物語の確信に自分で迫るのだ。疑心暗鬼のなか誰が犯人かを探る。

ここから別のゲームで「ひぐらしのなく頃に解」というものをプレイしなければならない。
視点を変えて、今まで知りえなかった舞台を構成している秘密を知ることができる。最終的にはほとんどの謎が解けるようになっている。
自分の推理が正しかったか答え合わせとともに、犯人の心情などを明らかしていくゲームの解答編だ。

ようするに、このゲームは自分の頭の中のゲームなのだ。だから面白いのかもしれない。

惨劇というだけあり、かなりグロい内容や、痛々しい表現があるがそれが物語を盛り上げている。そういうのが平気なら是非1度プレイしてみて欲しい。(絵は暫く我慢して欲しい。)同人というだけあって値段も格安だ。
あと、見たことはないがアニメや漫画でも同じような面白さを体験できるかもしれない。しかし、たぶんゲームでプレイしてみる方がより深くこの「ひぐらしのなく頃に」を楽しめるのではと思っている。