まだまだピリピリ度はマックスで、不安定だが、ブログへ書き綴る事で、少しは気は紛れそうだ。

そう、自分史の中で唯一の自分の武器が、小5にて無くなる事になる。水泳人生への諦めだ。コーチは背中を押し、選手コースへの道をどうにか勧めてくれたが、母親は、私に相談する事無く、退会届けを提出。だが、私には辞める原因がそんな勝手な理由だけにはしておけなかったのだ。しかも、中学には水泳部は無かった為、大好きな水泳をする為に以前の顧問を探し出し、頼んで水泳部を復活させてもらう事になるが、それは、私が望んだ水泳部へとなる事は無かった。その原因を作ったのは紛れも無く私本人だ。

小学校時代から一変、中学は2つの小学校が合わさり、1学年10クラスとなり、益々私は自分を飾らなければならなくなった。違う自分を描きはじめ、その人生を生きる。そうすれば、他人と同等レベルの友達として扱ってもらえると思っていた。1つ1つと小さな、ホント些細な事の嘘や偽りが、私のその後の人生においてこれ程影響するとはその頃思っても見なかった。

当然、小学校時代同様にして、発達障害の変化は無く表れ、勉強ではかなり遅れを取っていた。だが、友達から何点だと聞かれるて、さばを読み、少しでも良い点数を口にする。だが、皆んなからすると、直ぐに見破れるのだ。やり直しがかなり多いなど、1つづつボロが出始めると、勉強とは関係無い、体重や、日頃の事、家の事など、わたしが話した内容の検証の為にクラスの女子が集まって話をしていたり、幼馴染に事情を聞いたりと、1つ1つ私の嘘を崩し始めたのだ。そうなると、今まで仲良くしていた友達は1人2人と減っていき、最後には、全く関係の無い同学年の女子ほとんど全てを敵に回す事になる。
そんな状態でも、学校に行かないという選択肢は無かった。それは、親に自分の嘘で皆んなから相手にされてないと思われるのが嫌だったのだ、知られるのが怖かったのだ。しかも唯一食事を共にしてくれた友達がいた。その友人は、私が嘘付きでも、自分の本心をさらけ出しても嫌がらず側を離れないでいてくれたのだ。全部を知っている。仲良かった友達が次の日には、挨拶すらしてくれ無い。音楽の授業で一緒に行こうと誘うと逃げる様に走って音楽室に向かい、他の女子が早く早くと手招きして、教室へと向かいいれた。すべては自分の嘘が招いた事だが、その頃はまだ、自分の嘘が皆んなにどんな影響を与え、どんな不快な思いをさせていたのか考えもしなかった。私の何が不満なのか、とさえ思っていた。自分を否定されている。味方が居なくなった。

そして、その日は1年の3学期を前に突然やってきたのだ。全員の無視から数ヶ月後、放課後に校庭での最終警告の日が始まった。彼女とは幼稚園時代を共に過ごし、中学で再開した友達だった。私が1年間近くに偽り続けた全ての事を息を吸う間も無い位の勢いで言い続け、1つでも反論出来る事があるなら説明すれば!と放ちつけた。全ての事に付いて、全くて言って良いほど何も反論出来なかった。しかも、そんな事までと思う内容の事から身に覚えのある事まで、全く持って私自身が作りあげた人生を否定され、崩れ堕ちそうな気持ちを何とか我慢しながら、今までの過ちをこれほどまでの大勢の中でブチまけられると、頭が真っ白となった。何をどう収集したのか、どうしたらこの場を収められるのか、わからないまま校庭での集団攻撃は終了した。

校門から出る頃には、唯一の友達が肩を抱えてくれて、家まで付いてきてくれていた。ありがとうと言ったかどうかは覚えていない。ただ、ずっと泣き続けていた事は間違いない。友達はどういう意味だったのか分からないが、泣かない方が良いと、ずっと慰めていてくれた。全てが終わったと思った。でも、泣いて帰ってきた私を見た母に、本当の事を言う訳にはいかない。そこにも本心は言えないのだ。ただ、学校にはもう行けないと思った。そこに公衆電話から電話が入り、皆んなから謝りたいとの事だった。全てが計画的に誘導されている事など知らない私は、皆んなに許された、と蟻地獄へと足を踏み入れてしまったのだ。誰も本心から謝ろうなんて思ってはいない、ただ、集団で一人を責めていると、部活をしている部員達から先生に何らかの通報が入った事により、もし、万が一、私が自殺でもしたら面倒だと思った女子からの電話だと気がつかない私は、私こそごめん。と謝り続けた。そして、次の日にはノコノコと通常通りに通学したのだ。皆んなの思うツボだったのだ。バカな私だ。今考えても吐き気がする。学校の隣には大きな新築マンションが建っていた。そこからの転校生が、私の事を嗅ぎつけ、堂々と難癖をつけ始めたのも同時期だった。自分の周りを固める為に転校してくる前に数人を自分のマンションに招待し、徹底的に私に対する嫌がらせが実行された。眼をつけられたのでは無く、手を上げた様なものだ。良い餌だった。しまったと思った時には遅かった。どうせなら、彼女のマンションから飛び降りようかとも考えたが、結局、誰がこの状況を作ったのか、考えたた時に、ふみ止まったのだ。偽り続けた自分への最後の抵抗だった。