今日ね、一人の循環器Doctorと雑談してたんですけど、先生が
“すなおさん、最近わからなくなるんだけど、自分たちのやってること(医療行為)ってどう思います??
自分が、年老いて入院したら、どこまでの事を望みますかね~?”
ってな事を聞いてきました。
普段、私自身も仕事をしながら感じている事。。
一生懸命治療し、頑張って命を繋いでも、ただベッドの上で心臓が動いてるから“肉体は生きてる”けど、“精神的には死”を感じる患者さんが多いのも事実なんですよね。
それだけ病院って高齢者が多いんです。
医療って、ちょっとした事で命の操作ができてしまうから、先生も悩んでしまうようです。
でもね、一つ私は思った事があります。
どんなに助けたい命でも、それが天命であれば、どんな治療をもっても助けられない
どんなに若くても、その人の寿命がそこまでだったら“生”は望めないし、どんなに高齢でも、その人の寿命がまだ続くのなら自然と命は繋がるんだから。
先生にはわざわざそういうところで、命の負の部分を背負わなくてもいいんじゃないかと感じました。
現代の医学でできる限りの事を本人、家族の意思を尊重した上で医療として提供できていれば、後は流れていくのを見守るだけですよね。
どんな死期の迎え方だろうと、現世に生まれそれがその人の終末なんだからね。
病院で色んな人を見てると、いろいろ感じますね。
でも、自分たちの力に驕るることなく、人は皆生かされてるって事を忘れずに
患者さんの“天命まで生きる”をお手伝いをしていきたいと思っています。