6ea2000c.jpgジョアンジルベルトの来日公演最終日に行ってきた。
仕事で間に合わないかもしれないし、今、超金欠だし、スタジオ1週間近く行ってないし
(タバコのおかげで体調優れないし、いろいろあってネガティブになっちゃっている自覚があったので…他に行くわけでもなく。)、
とものすごく迷っていたのだが。

泣けた。

うちの長年のバイト先の葉先生が得意な遠景の絵みたいなLiveだった。
押し付けがましかったり洗脳しちゃうような覆いかぶさってくる音は微塵もあるわけがなく。
絶妙のバランス感覚により揺れを感じさせられる類の微妙なスリル感はあっても、
煽りたて急かすようなものでもありえず。
耳を澄ますことできっとより一層惹き込まれ、また自分自身ありのままの感情に感覚がフォーカスされていくのを感じた。

繰り返し、気がついたら涙が…という状況に度々陥った。
なんでなのか自分にもわからず。
観客の拍手に紛れて、鼻をかんだ(-_-;)
一人で行かなければこうはなれなかっただろうなー

前受はヤフオクで競り落とそうかと思ったが入手叶わず、
仕事が終わって駆け付けて、開演に間に合ったら入ろうと思ってたら、電車乗り間違えて予定より40分程遅れ。
なにやってんだよ私と思いつつ、遅れた時点では「このままスタジオに顔出したら戻れるのかな…今日行かなければもう戻れないかもな」なんてぐるぐる考えてたのに、衝動的に有楽町で降りてしまった。
受付に行った途端、開演10分前のブザーが鳴った。
!Σ( ̄□ ̄;)
A席もわずかに残っているという。
神様は、観ていけ、と言っている…と勝手に解釈し、券を買い、2階席へ駆け上がったのだった。

Liveが終わってロビーに降りると、物販には黒山の人だかり。
脇のテーブルにはfukiちゃん画のポケブラスのカードが置いてあったので、再度いただいてきてしまった(^^;)
この絵、好き♪

ついでにめっちゃ迷いつつパンフレットとTシャツも購入。
このコンサートは後日DVD化されるらしいけど、それ以外に、自分が確かにそこで聴いたんだという証が欲しくなったのだ。
我ながら阿呆みたいに心細くなっとるんやなあと思いながら…。
会場を出たら、もはや22:50。
不思議な満たされ感を胸に、帰宅することにした。

ひとつのことに専心すると、それはやがて大きな力となりうる、と改めて感じさせられた夜でした★