1月9日(金)
今日来てみると、熱もなく元気だ。ちょうどお下の検査で看護師が触るのを足で蹴っていたところだった。僕が行くと、静かにして済ました顔をしていた。看護師が「あっ、だんなさんが来たよ。」というと目を大きく開けた。
だんだん意識が良くなっている。そして、反応も良くなっているようだ。このまま行ってくれる事を望む。
1月10日(土)
今日は、今年初めての車椅子だ。少し熱があったが(37.7度)、強行した。
今日はいつもより長く、40分くらい乗った。外にも出たし、車椅子で手の運動もした。そして、病室に戻ってくると、体温が下がっている(37.3度)。今までだともっと上がるはずなのに、下がるとは、体温調節ができるようになってきたのだろうか。
そして、今日は一日いい顔つきだった。それが最高だった。

1月11日(日)
今日来てみると、熱もなく元気だ。そして手足をばたばたさせている。
そのせいで、つめを切るときに右の人差し指を少し切ってしまった。そのときに妻はかなり暴れて大声を上げた。力強い声だった。
ひさしぶりで声が出た。足の動きはかなり大きく強く動いている。このまま順調に戻ってくれることを期待したい。
1月12日(月)成人の日
今日来てみると、熱があるが元気だ。看護師によると、最近は朝方に熱が出て、昼過ぎには自然に下がるという。それで、このごろ氷枕を見かけなくなったのだ。
医者の話では、先日発作があった後で、血液検査をしたが異常は認められないということだ。回復過程に起こる症状のようだ。
すこしほっとする。マッサージはやり過ぎないように週末および休日に実施することにした。また発作が出ると怖いので。妻の咳が僕にも伝染したのかも。咳が出る。単なる風邪か?
1月13日(火)
今日来てみると、熱もなく元気だ。それもどういうわけか機嫌が悪い。どうやら、痰が絡むのが微妙で、うまく出ないせいだろうか。僕の手を振り払ったり、爪で僕の手をぎゅうと押す。そして、大声を出して、苦しそうな咳をする。
その後で、何かぶつぶつという。僕にできることは、「愛してるよだから気長に待ってるよ。」としか言うことはない。何とか良くなってくれ。
1月14日(水)
今日来てみると、熱もなく元気だ。僕が声をかけるとうれしそうに僕のほうに手を伸ばす。久しぶりの反応だ。そして、今日は少し、目が見えるのか僕が動くと眼球が少し動いた。さらに、今日の妻は自分に都合がいいと言うことに頷いてくれた。少し向上してきたようだ。話すことも少し活舌が良くなっているし、僕が言ったことを鸚鵡返しに言う。それは、間違いなく聞こえている証拠だ。このまま直ってくれと祈りながら岐路につく。
1月15日(木)
今日来てみると、熱もなく元気だ。
僕が手を握ると、自分から手の運動を催促する。だいぶ元に戻ってきた。姪が車の免許を取ったと報告すると、うんうんと頷いた。うれしいねと言うと、こっくりと頷く。
前回はいろいろ障害が多くて免許を断念していたので、本当に良かった、と言いたかったのだろう。今日はことのほか顔の表情も良い。僕のことも少しは見えているときもあるようで、そのときは目が僕を追っている。だんだん良くなっているのがわかることはすばらしい。