3月6日(木)
昨日あれだけの進展があっただけにもしかと思ったら案の定だ。
今日は熱が出てた。でも、思ったよりも元気で、しかも手足の動きも良い。そして、今日の収穫は、風呂に入ったかと聞くと、首を横に振った。後で聞くと、風呂は入ったようだった。でも、妻にすれば、あんなので風呂に入ったとは云わないという感じだった。
一歩進んで、半歩下がると言う感じか。まあ、毎週進展があるのはいいことだ。こちらも見舞いに来る甲斐があるものだ。
3月7日(金)
今日は、院長からいろいろな話を聞いた。ひとつはそろそろ転院の話だ。それは環七側の病院だそうだ。今日から病室が2階になった。遺漏の管のメンテが消化器系の医者が行うことなのでそうしたと言う。それと妻は僕の言うことがわかるようになった。何とかコミュニケーション取れると思う。今日も歯磨きしてあげた。かなり判って口を大きく開けた。
今後は、リハビリが切れたので僕がやらないといけない。どうやるのか、どこに聞けば良いのか。ころから少しいろいろな情報を得ないといけないことが判った。
でも、これは今までより楽しいと思う。

3月8日(土)
今日は、よく寝ていた。どうもいろいろな活動のせいで疲れるのだろう。起きたときにいやなことがあったのか、爪で首筋を引っかかれた。
そういう日もあるか。気長に待とう。そろそろ転院の話がでており、鹿浜にある病院に転院だそうだ。何時になるかは未定だが。
3月9日(日)
今日はちょうど昼食のときだったが、久しぶりに右を向いていた。かなり左ばかり向いていたので、本当に右を向けないのかと思っていた。
僕にストレスをぶつけてくる。昨日首をひっかれたから注意してたが今日は大丈夫だった。本当に最近は力もあるので、僕のほうがタジタジだ。
帰る時に、帰るよというと「もう帰るの?」と言った(そう聞こえた?)。
かなりコミュニケーションが取れるようになってきた。
3月10日(月)
今日来て、妻の顔を拭こうとするといやな顔をする。何かいやなことでもあったのだろう。僕を噛もうとする。
そういえば、最近こういう感情表現が極端であると思う。おそらく感情を抑制する部分が働いていないので感情がストレートに出てくるのだろう。
SMAPの音楽を聴いているときはうれしそうに調子をとっている。自分の好きなことをしてくれるときには、頷くし、僕の手もきちんと握る。
だが、気分が悪いと僕の手を振り解き、時にはかじったりする。回復過程にそういうことがあるのかどうかわからない。でも今までよりはコミュニケーションが取れているような気がする。
3月11日(火)
今日で5日間熱がない。これは初めてのことだ。このまま行けば順調な回復になるだろう。感情が制御できないのは回復期の特徴なのだろうか。感情がストレートに出てくる妻を知らないのでびっくりだ。
感情の起伏と起きているのが同じ周期で現れるようだ。今日のような春の日差しの中で徐々に回復してくれるのだろうか、期待しよう。
ところで、2階に移ってから、扱いが悪いように感じる。転院が近いからだろうか。ちょっと気分が悪い。
3月12日(水)
今日も熱がないのはある意味快挙だ。回復が順調に着ていることの現われだと思う。それに引き換え、2階の扱いの悪さはどうだ。おかげで、妻も僕も、かなり不快に感じている。
それが、僕が病室に入ったときの妻の反応に関係している。今日は、昨日問題になった、妻の胃漏の管を覆うカバーを今まで洗ったことがなかったのに洗ってくれとおいてあったので今までは洗ったことがないと言ったら、洗うけど金がかかると言う。さらに、時計を落としたと見えて止まっている。おまけに落ちた電池は拾っていない。これで、かなり僕は頭にきた。そういう雰囲気を妻は感じ取れるようになった。これはかなりの進歩ではないか。良くも悪くも回復している証拠だ。