1月19日(土)
今日来てみると、やっぱり氷枕だ。だが検温すると35.8度だった。看護士に聞くと、朝方36.9度だったので熱が出ないように早めに氷枕にしたという。
そのせいで、今日は長い時間目を開けていた。また右手の動きも良くなってきた。医者も右手が動いてきたことに驚いていた。
そして、今日は右手で握ってというと何回か反応して握ってくれた。コミュニケーションは少しずつだが取れるようになりつつある。

1月20日(日)
今日来てみると、熱はなく目を開けていた。呼びかけると、こちらを向く。だが、目が見えているかどうかが疑問だ。声は聞こえているのは確実だ。声が聞きたいというと、口をパクパクする。何かを言いたそうにするが声にはならない。
それよりも、今日は先日友人がうわさで僕がもっと早く病院に連れて行けば違った展開だったかもといわれたことがすごくショックだ。こちら当事者にしてはそれはそうかもしれないが、そのときは気が付かなかったとしか言いようがないのだ。今になって言われることは傷口に塩を塗られるような感じで蒸し返されていやになる。もし、彼女が直らないのなら僕が死ぬまで彼女を守るしかない。それしかないのだから。
1月21日(月)
今日は熱もないが寝ている。(34.8度)
時折、左手を伸ばしてお腹にかかっているタオルケットをつまむ。どうやら、お腹にある管を認識したらしい。
口をパクパクさせると同時に、口をゆがめて開ける。どこか具合の悪いところでもあるのか?さらに、右手が動いてきているのを妻自身が認識してきたのか、自分で左手を握ったり、お腹の管がある辺りを触っている。右手はかなり動きが出てきている。
今日くしゃみや咳が出た。それは久しぶりで、かなりお腹に力が入るようになったのかも。
1月22日(火)
今日来てみると氷枕だ。看護士に聞くと、38度近く出たらしい。そのせいか元気がなく静かだった。
しばらくすると、急に目を開けた。そしてあたりをきょろきょろ見渡している。左手で右の首筋をなぜている。以前に鼻からの管があったあたりだ。そして、喉の管があったあたりを触っている。
また、急に左人差し指を指差ししている。それを2回ぐらいした後で、今度はピースサイン(あるいは二つという意味か)をする。そしてまた指差しをする。これが何の意味なのか理解できないのだが、好意的に考えてきっと次に何か起こるに違いないと前向きに考えることにした。
1月23日(水)
今日来てみると、顔が赤い。もしやと思って検温すると38.1度もある。多分友達が持ってきてもらった、花束のせいで花粉にやられたようだ。
必ず3,4時間置いておくと熱が出る。文句言っておかないと。おかげで、ゆっくり寝られるか。
1月24日(木)
今日は、3週間ぶりにお風呂に入った。そのせいか、ゆったりとリラックスしている。手を握っていると、いつの間にか目を開けた。そして、見ていると時々だが目が見えるようだ。今日も喉および右ほほを触る。それは、自分自身をチェックしているのだろうか。まだまだわからないことだらけだ。

1月25日(金)
今日来てみると、熱はない(35.9度)が寝ている。手を握ると、少しずつ活動的になりやっと目を開けた。
最近、左手を右頬に持っていってどうかなっていないかチェックしているようだ。さらに、今日は鼻くそをほじった。これはびっくりした。また、僕が腕をさすっていたら何かの弾みで妻の口元に行ったら、かじろうとしたのか大きな口を開けた。それとも危険に対して威嚇したのか、いぜれにせよ新たな動きが見られる。明日以降が楽しみになってきた。