5回目ですね、いよいよ中盤の終わりも見えてきました!


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竜巻を越えて(下)のあらすじ

フィリスの考えた船は竜巻を超えることこそありえるが、それ以前に動力不足な問題があった。

船を動かすには炉が必要だが、精度や火力が高い炉を作るには、今の錬金釜では不可能と。

少し挫けたフィリスは、一旦アトリエに戻って考え直すことにした。


炉の代わりになるものなんてないし、かといって新しい釜を探すのも難しい。フィリスはひどく悩んでいた。

そんな時に、ソフィーはやってきた。事情を話したら、ソフィーは「錬金釜を作っちゃえば?」とあっさり答えた。不信の念を抱くフィリスに、ソフィーはまたしてもあっさりと釜のレシピを考えてフィリスに渡した。


フィリスはそのレシピをレンに見せると、レンはソフィーの錬金術の才能に驚かざるを得なかった。

しかしそのレシピに必要な材料はどれも高度な調合品で、一人だけではとても作れそうにないと。

話し合った結果、ソフィー・レン・イルメリアの3人は釜作りに取り組み、フィリスは船の部品を作ることになった。


部品を全部完成した頃に、フィリスはレンのアトリエに訪ねた。どうやら釜もちょうど出来上がった頃で、フィリスはその超弩級釜をアトリエまで運び、船の炉作りに手をかけ始めた。


炉をやっと完成したフィリスは、全ての部品をカイに渡し、船を組み立て始めた。

数日が立つと、カイはフィリスに船が完成したと伝え、船に乗る人たちを集めると、いよいよ出発。




しかし待っても待っても、ソフィーやプラフタの姿はどこにもいなかった。カイに尋ねると、彼女たちにはどうしてもやらなきゃいけないことがあるから、船には乗れないらしい。

その代わりに、カイはソフィーから預かったフィリス宛ての手紙を彼女に渡した。


ソフィーは手紙でこう言った、「一緒に船に乗れなくてごめんね。でも、ここでまたフィリスちゃんに会えてすごく嬉しかったよ。錬金術の勉強を頑張ってるって、すぐわかったよ。このままいけば、きっと公認試験にも合格できると、私は思ってます。だから、次はライゼンベルグで会おうね!」、と。


それを読んだフィリスは、すぐ元気を出し、船を出すと決意した。


そしてフィリスが考えた船は、無事対岸まで辿り着くことができたのだった。

残りの推薦状は一枚。フィリスの旅は、まだまだ続く。


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進捗の話


長い中盤もここで一段落ですね。

ちなみにその超弩級釜は特別な調合ができて、超弩級調合には大量な素材を入れなければならない。今回作る炉に必要な材料は最低限90個でした。材料の数だけでなく、全ての材料の合わせた品質にも条件があります。今回は4000以上が必要でした。数値にすればやばいと思いましたけど、案外あっさり行けましたね。

昔はもっと大変だった気がするけど…やっぱりアトリエ慣れしてるからかな…?


船が出来上がるまで調合していると、レヴィが厨二病をフィリスに伝授し始めた




他にも「大地の怒り(うに袋)」や「神が施せし祝福の紙片(ゼッテル)」などなど…

盛り上がってたらリアーネに怒られたから二人してしょぼんってなった。


それにしても、ソフィーの用事ってなんだったんでしょうね。ソフィー自力でも竜巻を超えられそうだが…よっぽどフィリスの成長を見届けたいでしょうね。そこがまた優しくて愛おしいです。


ちなみに湖を渡ったあと、イルメリアはフィリスに船に乗せてもらったお礼に一緒に旅してくれるようになった。爆弾魔人が増えたね、やったね!

その代わりにドロッセルを入れ替わったけど、また迎えるから待ってて!


試験まであと200日。

次回も楽しみですね。

今後もこんな感じにゆる〜く更新するので、よろしくお願いします!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ではまた!