公認試験編の続きです。
いざ、行かん!
いざ、公認試験!(下)のあらすじ
手応えを感じたフィリスは全ての試験を終え、イルメリアやソフィーたちと一緒に試験結果を待っていたが、エーデルは、試験は毎年恒例優劣の順を決めるが、今年は点数が近い受験者が何名もいるので、一対一戦闘で順番を決めると宣言した。
そこで第一試合に出場するのは、フィリスとイルメリアだった。フィリスはきょとんとしたが、同時にワクワクしていて、負けたくないと強く思った。
イルメリアもまた、フィリスと戦うのを少し楽しみにしているようだった。イルメリアはこう言った、フィリスのことを親友だと思っている。けどそれ以上に、フィリスのことを負けたくないライバルだと思ってると。
お互いの想いをぶつけた末に、立ち続けたのはフィリスであった。イルメリアは負け、悔しいと言いながらも爽やかな笑顔を見せた。全力を出して負けて、悔しくて同時に清々しい気分だったと。
お互いの強さを讃え合い、イルメリアはフィリスの健闘を祈るものの、フィリスの次の相手は、自分の先生であるソフィーだった。
ソフィーは、「前まであたしが錬金術を教えてたのに、今はもう同じ場所に立ってるんだなあ」と、フィリスのことを誇らしく思った。
フィリスは、今こうしてここにいられるのはソフィーのおかげと答えた。ここまで学んできたことを、全部ソフィーにぶつけてみせると。ソフィーもまた、フィリスの想いに応えられるように本気で戦うと伝えた。
激しい戦いを経て、フィリスはやっとソフィーを倒し、勝利を手にした。ソフィーは悔しいと思いつつも、先生としては嬉しいと素直に伝えた。「おめでとう、フィリスちゃん。…すごい錬金術士になったね」と。自分も一から鍛え直さないと、フィリスの先生を名乗れなくなりそうと苦笑するが、
フィリスは、「先生は先生ですよ。いつまで経っても、何があっても…わたしの大好きな先生」と微笑んだ。
思わぬ戦いに立ち向かうことになったが、フィリスは無事試験を合格し、最優秀合格者にもなり、公認錬金術士の身分証を手に入れた。イルメリアにこれからのことを聞かれるが、フィリスは一回家に帰って、試験に受かったことを報告すると伝えた。イルメリアはもう少しこの辺りを旅すると言って、ソフィーはしばらくライゼンベルグに残ると伝えた。
こうして、3人は違う道へ進むのだった。
今回も楽しかった。次回も楽しみですね。
試験を終わればメインストーリーも終わると思ったのですが、まだしばらくは話が続きそうなので、また次回もよろしくお願いします!
今後もこんな感じにゆる〜く更新するので、よろしくお願いします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ではまた!