皆さんは、
病気のカミングアウトをしていますか?
私は現在32歳。
18歳で発症。
19歳の頃には、診断がつきました。
筋痛性脳脊髄炎の診断がついてホッとしたのは、ほんの一瞬だけでした。
診断がついたのに、原因も治療法もわからない。
どこを探しても、この病気の情報に辿り着けない。
診断方法が確立していないのに、本当にこの病気なのだろうか?
もし違う病気だとしたら何なのだろう?
どうして何の薬も効かないのだろう?
私はどこが悪いんだろう?
日に日に症状は悪化していくのに、何も手立ては見つかりません。
ただ、毎日襲ってくる全身の症状を、耐えるしかありませんでした。
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発症から半年経つ頃には、既にほぼ寝たきりの状態まで悪化が進みました。
大学生にもなる娘が。
床を這い。
一人でお風呂にも入れず。
口にスプーンを運ぶのも難しくなっていく。
どんどん変わっていく毎日の様子。
その現実に寄り添う事が、当時の家族はどんなに辛かったろう…と思います。
そのうち診断した医師も、途中から診断名を変えてしまいました。
「気持ちの問題。心の病気。」と言って、精神科の治療が進んでいくように…
長年、医師からそう言われ続け得ると、
『本当はそうなのかな?私が精神病じゃないと思いたいだけなのかな?』
そんな気までしてきたりして。
自分の考えや、感覚さえ信じられなくなっていた時期もありました。
それでも、私の訴えだけを信じ、懸命に支えてくれた家族。
そのおかげで、発症から5年後には週2回ほど外で働けるようになりました。
正直、それで十分だと思いました。
元気な頃の1/4でも動ければ…
家族だけ、信じてくれれば…
だって、寝たきりだった頃を思えば。ね。
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私は、診断を受けてからも、友人や知人に、病気についての理解を求めることをしませんでした。
隠してはいなかったのですが。
詳しい病名や病状を説明することは、ほとんどありませんでした。
その理由は…
・心配をかけたくない
・その場で説明が出来るような、簡単な病気ではない
・医師さえ理解していない病気を、どう説明したら良いのかわからない
・病気が原因で、相手との関係を壊したくない
人と会っているその時を、少し無理をしてでも楽しく過ごせる方が良い!
そう思っていたのです。
私にとっても、相手にとっても。
それが最善ではないかと…
ある意味、それが【私と病気の付き合い方】でもありました。
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そんな考え方が、ガラリと変わった去年の11月。
専門医のいる病院からの電話で話した、看護師さんの一言。
『患者さん達の働きで、ここまで研究が進んできたのですよ』
国や医師に任せきりでは、研究が進まないという現実には気付いていました。
その現実に立ち向かうために、声をあげた患者さんがいたこと。
その声に助けられて、自分が治療を受けられるようになったこと。
あぁ…。
私は、声をあげなくてはならない、当事者じゃないか。
何をしているんだよ…
その事に気付いたのを機に、周囲に病気のことをカミングアウトする決意をしました。
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カミングアウトには、大きな勇気が必要でした。
ずっと【普通】に見えていた人は、どう感じるのだろう?
病気じゃないフリをしていたことを、どう思われるだろう?
偽っていたことで、相手を傷つけるんじゃないか?
目に見えないことの理解を得るのは、簡単な事じゃない。
それは自分が1番解っていますから。
勇気を出した結果…
想像していなかった反応が、たくさん返ってきました。
「気付いてあげられなくて、ごめんね」
「もっと病気について詳しく教えてほしい」
「どんなサポートが出来る?」
「今まで出来なかったことを一緒に叶えたい」
「何か一緒に活動したい」
「あなたの行動を尊敬する」
勿体ないほど、気持ちのこもった言葉たちを、たくさんいただきました。
今でもたくさん送って頂いています!
感謝です。
職場でポスターを見せながら、筋痛性脳脊髄膜炎についての話をしてくれたり。
友人や家族同士で、病気について話し合ってくれたり。
医療現場で働く友人や、お世話になっている方が、情報を探してくれたり。
アクションを起こしてくれた方の多さに、本当に驚いています。
なんて温かい人たちに囲まれて生きていたのでしょう。
心の底から、自分のことを幸せな人間だと思いました。
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そしてコメントをくれた友人の一人が、
「自分の絵で、何か力になれないか?」
と、声をかけてくれました。
実はこの彼、主人の仕事で海外に住んでいた時に、パーティーで数回しか話しをした事はありません。
それなのに…
【何かしなければ】と思い、行動してくれた友人に、感謝の想いでいっぱいです。
病状や、病気をして感じた事など。
メールで彼に伝えられたのは、ほんの一部です。
その中から、私の現状と気持ちを汲み取り、一枚の絵を描いてくれました。
絵を見て、正直驚きました。
言いたいけど、表せない感情が、ここに詰まっていたのです。
みんなの前の私と、本当の私。
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こんな自分のために…
大切な時間を分けてくれる人がいること。
寄り添おうとしてくれる人がいること。
理解しようと学んでくれる人がいること。
必死に考えてくれる人がいること。
なんて恵まれているのでしょう。
なんて幸せなのでしょう。
こんなに仲間がいたなんて…
勇気を出したカミングアウト。
それは確実に、私を突き動かす原動力になりました。
温かいみんなの言葉に、存在に、願いに…
グイーッと後押ししてもらいつつ、これからも治療と活動を続けていきたいと思います。
長くなってしまいましたね。
私の啓発活動の原点をしっかり残したく、今回はブログを書かせて頂きました。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
ブログをご覧の皆様も、ぜひぜひ気軽にメッセージ送ってくださいね!
すごーく元気出ます![]()
諦めずに、ゆっくり生きましょう。一緒に![]()
おひさまとねこ

