昨日は定例の診察日・・・主治医と私のあいまいな会話
主治医「どうですか?」
私「このところ、息切れが強くなってきました」「トイレ往復で息切れします」
主治医「(パルスオキシメータに私の指を入れて)97だから、まあまあですね」
私「すぐ回復しますが、少し動いて息切れするのは・・・」
主治医「X線検査と血液検査の結果では格別な変化は見られません」・・・確かに、息切れとがんの進行には100%の相関があるわけでもない。
私「イレッサがあまり効かないような気も・・」
主治医「薬を変えますか?」
私「来月はCTですよね。変更はCTの結果を見てからにします」「今薬を変えたら、CTに変化が見られても因果関係が分からなくなりますよね」
主治医「そうですね、ではイレッサの継続で・・」「次回にはCT検査を入れましょう」「造影CTの予約が取りにくいので通常CTにして直後に診察しましょう」
私「パネル検査結果の説明で、C797S対応の治験は中断しているらしいのですが・・」
主治医「有害事象*があって中断ではなく中止したという情報もある」「別の情報として**第4世代の分子標的薬(の治験)の情報もあるようだ」
診察が終わって立ち上がりながら
私「そろそろ終末期医療の準備を始めるべきでしょうかね?」
主治医「またタグリッソに戻すということも・・」
私「(確かにT790MはC797Sと同程度残っているので)少しは引っ張れますね」「本日はありがとうございました。」
*ブリグチニブ+パニツムマブ併用療法は国立がんセンター東病院のネット情報では重篤な有害事象報告が審議対象(報告承認)になっている。東病院にメールで問い合わせたところ、翌日には担当医から返信が届き「新規募集は終了」「情報更新が遅れていて申し訳ない」とのことだった。
**主治医の言う第4世代って何だろう?イレッサ等が第1世代、ジオトリフ等が第2世代、タグリッソ等が第3世代で、今第4世代と言われるかもしれない新薬(分子標的薬)の開発競争が行われている。ただしネットでは第4世代の治験情報は見つからなかった。
興味を引かれる情報としては、台湾の国家衛生研究院で開発中で台湾国内等で治験が進められているDBPR112という新薬が興味深い。本薬はEGFR遺伝子変異の野生型など特殊な遺伝子変異に有効とされ、安全性は証明済みとのこと。