先月採血してがんゲノム検査に回されていたが、その結果が判明した。1か月半かかるとされていたが、ちょうど昨日エキスパートパネルが実施されたようで、今日の診察にちょうど間に合って1か月で結果が判明した。

当然EGFR変異が検出されたが、詳しくはL858R(エクソン21の点突然変異)とT790M(エクソン20の点突然変異)のほかにC797S変異が検出された。このほかにいくつかの変異が報告されたが、ここでは省略する。

つまり最初の診断時のEGFR/L858R、イレッサの薬剤耐性で現れたT790M変異、タグリッソの薬剤耐性で現れるとされるC797S変異が検出されたというわけだ。C797Sが現れているのかどうかが私の最大の関心事だったので、検査してよかったと思っている。

しかしC797Sに有効な承認薬はない。治験はいくつかあったが現在は募集されておらず、自分の体調を考えれば募集があっても参加は無理だろう。

海外の治験などでイレッサがC797Sに有効だという情報がある。そこで主治医にお願いして半量服用を始めていたイレッサを全量に変更してもらった。これをしばらくやってCTで効果が確認できなければ諦めることにしようと思う。知りたいことが分かってやりたいことができれば思い残すことはない。