昨日は化学療法科の医師から検査の説明を受け、同意書(情報提供関連)を提出して、採血も行った。遺伝子解析だけでなく複数の専門家による症例検討会を経て主治医から結果を聞くので1か月か1.5か月かかるらしい。

対象者条件:標準治療のない固形がん患者、または局所進行もしくは転移が認められ標準治療が終了もしくは終了見込みとなった固形がん患者

そのほか、検査施行後しばらく化学療法を行える全身状態が保たれている、治験のため築地のがんセンターに通院できることが示されており、医師からは私が条件に合っていることを告げられた。

まだ先週、院内のがんゲノムセンター(化学療法科)から各科に案内を発したばかりで、私が本院最初の患者になると言われた。これを聞いた私は思わずガッツポーズをしてしまった。なんでも「一番」は気持ちいいもんだ。

3日の診察で主治医にお願いして検討する旨答えを得ていたのは、たぶん主治医が「準備が進んでいる」ことを知っていたからだろう。そして10日の診察の際はすでに案内が来ていたので、13日の面談(ゲノム担当医の説明)を予約してくれたようだ。こんなにスムーズに進むのも珍しい。

医師の説明によるとEGFR遺伝子変異陽性患者はほかの遺伝子異常はないことがほとんどらしい。私の場合、最も想定されるのはEGFR/T790M/C797SでEFRR/T790Mまでは確認済みだ。C797S変異陽性の場合、治療候補としてはイレッサ(ゲフィチニブ)もしくはがんセンター東病院やがん研有明病院で実施されている治験があるという説明があった。

もちろんC797Sが陽性になる可能性はそんなに高くなく、陽性だとしてもイレッサが効くという可能性もそんなに高くはない。また治験に参加するとなればその条件は結構厳しい(昨年はがんセンター中央病院の治験で二つ不適合になった)。