ネット検索していたら日本口腔外科学会の顎骨壊死検討委員会のポジションペーパー2016という資料が見つかった。つまり薬の影響で発症した顎の骨の壊死について解説したものだ。昔からあるのはBP(ビスホスホネート)製剤によるもので、近年はがんの治療の進歩に従って確認されたデノスマブ(商品名;ランマーク)注射によるものが確認されている。

きっかけは薬剤の使用と歯根における(あるいは抜歯時の)感染とされていて、根本的な治療法は見つかっていない。私の場合は左上臼歯の抜歯後顎骨に骨炎が生じて膿と血が出続けるという症状だ。上記ペーパーではステージ0から3まで段階が定義されている。私はステージ2(感染を伴う骨露出、骨壊死やプローブで骨を蝕知できる壊孔を認める、骨露出部に疼痛、発赤を伴い、排膿がある場合とない場合とがある)と思われる。私の場合痛みはない。

根本治療法はないがペーパーには抗菌性洗口剤と抗菌薬(塗布・注入)の併用などの保存治療法が示されている。

今日呼吸器内科の診察があったので急遽歯科口腔外科を予約して受信した。医師にペーパーを見せたところ知っているとのことだった(だけど多分うろ覚え)。抗菌薬の塗布又は注入をやりたいと申し出て、塗り薬(アクロマイシン軟膏3%)の処方をしてもらった。とりあえず患部に塗布してカット綿で覆った上でマウスピースをして寝ることにしよう。抗菌性洗口剤?(ポピドンヨード)の追加処方もしてもらった。

 

呼吸器内科ではCTの結果を聞いた。6月の画像より若干悪化しているがさほど進行しているわけではないとの見解・・・息切れがあってもおかしくないというレベルらしく自覚症状に合っている。もちろんタグリッソからイレッサに変更した効果はまだ確認することはできない。

 

13日には化学療法科の医師と面談してリキッドバイオプシー(血液によるがんゲノム検査)の実施をお願いする予定。14日には久里浜の眼科で横浜市大病院の医師に網膜浮腫について診察してもらう予定・・・がん転移によるものとほぼ確定しているがセカンドオピニオンを聞いておこう。

通院の連続で・・・なんだか通院が仕事みたいになってきた(笑)。