前に「発熱性好中球数低下症」と書いたが、「発熱性好中球減少症」の方が一般的なのでこちらに統一する。

好中球の減少はいくつかの原因があるが、主に殺細胞性抗腫瘍薬(いわゆる抗がん剤)治療によってもたらされる。投与後10日から14日で最小値となる。これまでも点滴の後に好中球数の確認をして、最小値を脱したことが確認されたら次の点滴をするというプロセスを踏んできた。

発熱性好中球数減少症(FN:Febrile Neutropenia)という場合は、危険なレベルに達した場合を指す。「体温が37.5度以上で好中球数が500/μL 未満もしくは1000/μL 未満で48時間以内に500/μL未満になると予測される」場合と定義される。

私の場合は明確な発熱はないが、今週末の血液検査で500/μL未満なら、ほかの検査診断を行ったうえで好中球数を増加促進する薬(G-CSF)の予防投与あるいはキノロン系抗菌薬(抗生物質)の予防投与が行われるものと思われる。これらは連日の投与になるので入院の可能性が高い。発熱を伴う場合は即入院になるだろう(治療が遅れると致死率が高い)。

 

2クールの抗がん剤投与で治療効果が認められず、テセントリクの効果を期待して第3クールを済ませたそのあとに、好中球減少が顕著になりサイトカイン放出症候群とも思われる副作用が生じたのだから、第4クールではパクリタキセルとカルボプラチンの投与をやめて、テセントリクとアバスチンだけにしてもよいのではと素人的には思う。標準スケジュールでは第4〜6クール後のCT画像診断でがん細胞増殖が抑えられている場合に減薬となっているのでビミョー・・。

 

FNになってしまう恐れに備えるため、アルコール洗浄ハンドジェルをイオンで購入した。高い(税込約1500円の5%割引、5%株主優待キャッシュバック)けどまぁいいや。韓国製だけどイオンが品質(アルコール70%)確認はしているだろうと信用して・・・。マスクもだいぶ値下がりしてきた・・・イオンでは中国製粗悪品は扱っていなかったけど、最近扱い商品が増えてきた。写真の製品は1枚75円くらいの高めのものを買ってみた。いずれもすぐ使う気はなく「備蓄」する。