最近新型コロナウィルスの報道でよく見られる「サイトカインストーム」という言葉・・

ウィルス感染後の過剰な免疫反応によって体内各所に炎症が発生して臓器に障害が起き、急激に重症化(多臓器不全や重度の肺炎)するというものだ・・・ちょっと待てよ?・・・最近の自分の状態と類似していないか??・・もちろん私は新型コロナに感染していない・・・

ネット検索して初めて分かったのは・・・それなりに有名らしいけど

サイトカイン放出症候群(CRS:Cytokine Release Syndrom)

これは「抗体医薬品の投与中または投与後に現れる炎症性サイトカインの放出により引き起こされる症状」らしい。

症例として「悪寒・悪心・倦怠感・頭痛・発熱・頻脈・血圧上昇(変動)・疼痛・腫脹」などがある。また「全身性あるいは局所的な炎症反応」の原因となる。

これら症状が重度な場合(全身性免疫反応が強い)場合にサイトカインストームと言うらしい。

 

これらの症状は今週始めの私の症状に近い(重度ではないが)。それは免疫チェックポイント阻害剤であるテセントリク(抗PD-L1抗体)の投与直後に起きている。「まさにこれだ!」と素人的に直感した。テセントリクは遅効性らしいので、3回目の投与後というのも話が合う。

ということは楽観的に言えば「テセントリクが効き始めてきた」と言えるかもしれない。もちろん「暴走はするが、がん細胞増殖は抑えられない」ということもあり得るけど・・・

 

以下はネット情報の請売り

免疫療法はT細胞などの免疫細胞の抗腫瘍応答を増強することを目的としている

がんになるのは免疫細胞の働きが弱くなるから・・

がん細胞は免疫細胞にブレーキをかけて免疫細胞の働きを弱めている

がん細胞のPD-L1がT細胞のPD-1と結合し、T細胞介在の免疫応答がシャットダウンされる

テセントリクはPD-L1(細胞表面の蛋白質)と結合し、PD-L1とPD-1(免疫細胞で発現する蛋白質)の結合を阻害して、PD-L1の働き(免疫細胞へのブレーキ作用)を抑える抗体薬である

免疫細胞へのブレーキが効かなくなれば免疫細胞の働きが活性化してがん細胞の増殖が抑えられる

 

サイトカインは主に免疫系細胞から分泌される蛋白質であって、「炎症性」と「抗炎症性」とがあり、通常はバランスが取れている

バランスが崩れて炎症性サイトカインが優勢になるとサイトカイン放出症候群が引き起こされる