ようやくポピーが最盛期を迎えた。下の写真は奥のほうをクローズアップしたものだ。奥のほうが賑やかで、近いほうは寂しく感じる。なぜかと言うと、手前のほうは菜の花など3種類の花を植えていたのだが、ほかの花は盛りを過ぎたので、ポピーが満開になっても3分の1にしかならないのだ・・。
まだまだ蕾はたくさんあるのでしばらく楽しめる。今年は赤系が中心になっている。濃い赤、赤、ピンク、赤白ツートーンなどで、わずかに白が混じっている。特殊な種類はどうやらやめたようだ。これまで失敗続きなので、失敗の少ない品種に絞ったのだろう。
しかし、問題がないわけではない。ポピーというのは普通早春のシンボルだ。菜の花などと一緒に咲いてさらに楽しめる。ところがここのポピーは今年もゴールデンウイークになってようやく見ごろが始まり、今ようやく満開状態になった。花畑で子供連れの家族を呼ぶためには、春休み頃に見ごろが始まってゴールデンウイーク過ぎには終わる・・・というのがベストだ。なぜ終わらなければならないかと言うと、秋の花(ここの場合は、メインのコスモス)の種を蒔く必要があるからだ。そのため、例年5月下旬には抜いてしまっている。直前に花摘み公開される。今年の花摘みは6月7日に設定されている。遅く咲くので延長したようだ。長くポピーを楽しめるが、コスモスにはリスクとなる。
この問題を避けるためには、私は何回も提案?しているが、早く咲く品種を多くするべきである。私のよく行く館山CCでは2,3月からポピーが楽しめる。強い風で有名な館山でも大丈夫なのだから、育てるのもやさしいはずだ。花の国のポピーは館山で見るポピーの背丈の3倍以上あるので、強風が吹くとひとたまりもない。今年は運よく風が強くなかっただけだ。赤、オレンジ、黄、白のシンプルなものだけだが、風に強く、早く咲くというのは花の国でも必要な条件のはずだ。多分、野生に近い品種で安いと思うので、税金(花の国は市が運営している)の負担も少ない。