祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ
沙羅双樹とは釈迦が死んだときに近くに生えていたと言われる仏教における聖木である。この沙羅双樹は熱帯樹(フタバガキ科)であって日本には植物園でなければ生えていない。しかし、沙羅の木(シャラノキまたはサラノキ)と呼ばれるものはある。夏椿という名のこの木はその名の通りツバキ科の植物である。この木の花の大きさは5,6センチにもなり椿の花に似ている。もっと小さい花を咲かせるのはヒメシャラまたは小夏椿とも呼ばれる。どうもいつの時代か、仏教者が間違えたか、日本ではこの木を沙羅双樹の代用にしようと考えたからしい。
我が家にあるのはヒメシャラである。植えてから7,8年になるが今まで花を付けたことがなかった。それどころか3本ほどの株になっていたが生き残ったのは1本になってしまった。妻が「この木には花が咲くはずだ」と何年も言い張っていたが、「花など付かないだろう」と言ってきた。それが突然の今年の開花である。昨年から柚子の花も咲き出したし・・・何かいいことがある?
花は2日ももたず散っていく。しかし桜のように一斉に咲いて一斉に散るわけではない。だから花を楽しむ木ではない。幹が艶のある茶褐色になるので、幹色を楽しむものらしい。しかし1日で散っていく姿は平家物語のたとえどおりである。本物の沙羅双樹もそうなのだろうか。それとも平家物語の作者(不祥)もやはり夏椿を見たのであろうか。
出来事(6月18日~21日)
運動:昨日は雨中で館山CCラウンド・・・1ラウンドで早々に引き上げた。O原さんとの勝負は、14ホールまでに4ダウンしてあっさり敗戦・・・不調が続く。
生活:義父が使っていたポータブルDVDプレイヤの修理を試みた。結局ACアダプタの故障は直せず、3千円弱で新規購入。本体側のコネクタ(DCIN)の接触不良も治せず、電池をつないで充電しながら使ってもらうことに・・。
園芸:気温が高くて雨模様なので作物の生育が早くなった。雑草も・・・。ズッキーニは近いうちに数個は収穫できそう。ゴーヤの苗をO原さんに進呈。