というお話です。

 

かなり長くなったので、いつもは更新しない土日も使って三回シリーズにしようと思います。

 

結論出るまで二転三転しまして、周囲にも色々相談してご迷惑をかけてしまいました。

一応、その経緯をまとめておこうかと思います。

 

本当にこうならなくて良かった……

 

元々、我が家では東北への里帰り出産を予定していました。

妻にとっては親族がみんな里帰り出産なので、「基本的にするもの」という認識とのこと。

 

僕としても特に反対はありません。

妊娠が分かったらすぐ妻の地元に近い総合病院を予約しました。

 

 

 

が、ここで出てきたのがコロナウィルス。

 

まず緊急事態宣言下で、出産を予定していた病院で里帰り出産の受け入れを停止する、ということになりました。これは病院が、というより地域全体としての決定だったようです。

 

地方では病院の数が少なく、当然産院の数も少ない。里帰り出産が原因で病院全体が閉鎖、という事態になった場合、あっというまに医療リソースは枯渇します。出来れば病院の多い東京で産んで欲しい、ということでした。

 

この時点では、まだ4月から5月。出産自体は11月のため、ひとまずまだ様子を見よう、と考えていました。正直なところ、結構楽観視していました。

 

具体的に問題が出てきたのが緊急事態宣言が解除後です。

緊急事態宣言が解除され、里帰り出産もOKになったのですが、里帰り出産にはなかなか厳しい条件が付いていました。

 

・妊娠三十週前後で帰省する。その後、自主隔離を二週間し、その間健康観察を行うこと。

・通院開始後は県外への移動・東京から来た家族との面会などは禁止。移動・接触があった場合はあらためて二週間の自主隔離。

 

 

一番目の条件の時点でなかなかです。実質、出産までまる二ヶ月間強の休暇が必要になります。産前の休暇は6週間のため足りません。

とはいえ、これは妻の有給がそれなりに残っていたため大丈夫でした。

 

問題は二番目です。妻が里帰りしている間、一体夫はどうすればよいのか。

通常の里帰り出産の場合、働いている夫の方は週末ごとに里帰り先に通う、というのがよくあるパターンです。うちもそうする予定でした。

しかし、これが実質不可能でした。

 

僕が東京で仕事をし続ける場合、妻・そして生まれた子供には相当長期間会えない、ということになります。

 

ここで結構揉めました。

 

僕からするとこれは受け入れがたい条件で「それなら東京で産もうよ」と提案しましたが、妻は「どうしても里帰り出産を希望」。

 

 

なかなかハードなお話し合い(オブラートに包んだ言い方)の結果、意表をつく解決策が浮かびます。

 

次回へ続く!