新車のCT125のハブシールやアクスルシャフトにグリースが不足している場合があるので、グリースアップを推奨するというYouTubeを見ました。
なるほど、自分のCT125も点検してみようと思い、併せて、自分はツーリングの最中にパンクしたらチューブを交換をするつもりなので、前後ホイールの脱着も一緒に練習しておこうと思いました。
前後ホイールを外してみると、やはりハブシールのリップ部にグリースがほとんど無かったので、指でグリースを塗りこみました。
ついでにアクスルシャフトも油っ気が全く無かったので、こちらも薄くグリースを塗りました。
でもサービスマニュアルには、アクスルシャフトにグリースを塗布する必要は書かれていませんでした。
ハブベアリングがハブの中のディスタンスカラーに強く打ち込まれていて、インナーレースが指で回らないというYouYubeをも見ましたが、自分のはスムーズに動いたので規定トルクで締め付けました。
リヤスプロケット側のオイルシールリップ部にグリースがありませんでした。
リヤディスク側のダストシールリップ部にもグリースがありません。
フロントハブ側にもグリースはほとんどありません。
フロントディスク側も同じです。
アクスルシャフトには全くグリースはありませんでした。
確かにグリースを必要以上に多く塗ると熱で流れ出したり、ベアリングであれば摺動抵抗になる事を聞いたことがあります。
適量という事ですが、それでも、CT125の場合は新車ラインでの組み立てで、グリースの量が少な過ぎるように思えます。
以前の経験ではオイルシールのリップ部とアルミのカラーが擦れて、カラーに溝が出来たのを見たことがあります。
アクスルシャフトは油気が無いと白い粉を噴いて腐食したこともありました。
今回、前後ホイールを脱着したみて。
リヤホイールを組み付ける時、ハブの両サイドのカラーを組みつつ、ホイールを持ち上げて、ディスクキャリパーを通してアクスルシャフトを通すのは大変でした。 その過程でキャリパーのブラケットがディスクプレートに接触して傷を付いてしまいました。
リヤディスクパッドを押し広がるために、マイナスドライバーもあると便利かもしれません。
リヤホイールは先にチェーンケースを取り外し、チェーンはクリップを外して分離しない方が良いかもしれません。
ともかく出先での修理には外した部品をまとめて、紛失しないように注意が必要ですね。
フロントはパンクすることは稀だと思いますが、リヤホイール同様、ホイールを持ち上げてアクスルシャフトを通すに骨が折れました。