今年度における日本の国家予算(一般会計)は、約112兆円規模です。

 

この歳入の30%以上が公債金(借金)になります。既に借金残高は国(政府)によるものだけで1000兆円を越えており、人口減少が加速する中でこの増え続ける借金を返済して行く必要があるのです。しかし、現実的にそれは不可能だとしか言いようがありません。

 

一方で歳出の8.6%は、その様な借金残高に対する利払費用です。これとは別に元本を返済し(15.4%)、より多くの借金を重ね続けているのです。

 

 

こうした状態を「自転車操業」と言います。より多くの借金を重ねられる内は何とか進んで行けるのですが、その借金が出来なくなった途端にパタンと倒れてしまうのです。

 

更に凄いのはアメリカで、今年度の国の利払費用は150兆円を越えるものと見込まれています。これは、日本の国家予算(112兆円)を大きく上回ります。そして、世界に広がる米軍を支える軍事費さえも上回っているのです。

 

しかも、この150兆円は利払いだけで、これとは別に元本の返済があります。そして、やはりさらに多くの借金が重ねられ続けているのです。

 

こうした現実を受けて、世界の新興勢力が集まるBRICS諸国を中心に、貿易決済から米ドルを外す動きが加速しています。また、同時に外貨準備高としての米ドルを手離し、金などの資源に移動させる動きも加速しているのです。

 

こうした現実を背景として、遅くとも今後1~2年の内(早ければ今後1~2ケ月の内)に米ドルを基軸通貨として来た世界の金融システムが崩壊するものと見られています。

 

その波に飲まれない為にも、BRICS諸国は速やかな米ドルからの離脱を進め、独自の金融システムの立ち上げを急いでいるのです。

 

3次元世界が崩壊し、4次元世界への移行が試みられると言う事は、単に空想世界のスピリチュアル的妄想によるものではなく、こうして目の前の現実の中で加速しているものになります。

 

日本は、世界でも最も米ドルと密着した通貨の1つです。

 

そこで起こる混乱を何とか乗り越えて行く為には、そうした「お金に依存した生活スタイル」を改めて行く必要があります。

 

毎日、朝から晩まで働いてお金を手に入れ、そのお金によって生活上の必要をクリアして行く。あれも出来ないこれも出来ない、何も知らない。でも、お金さえあれば何とかなると言う時代が、これで終わる事になるのです。それは、お金からの解放であるとも言える事です。

 

自らの日常現実の中で、そうした崩れ行く古い現実(3次元的なあり方)から距離を取って行く必要があります。そして、小さくても出来る事から1つずつ新しいあり方への移行を進めて行く事が重要です。スピリチュアル的にも、リアルな現実の中でも。

 

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