スピリチュアル界隈には、高次元存在達による直接介入を待ち望む声がある様にも見えます。しかし、それは無数に存在するアセンションシナリオにおける、最後の選択肢の1つです。
既に、私達はそうした無数の存在達による、影からの多大なサポートを受けています。
では、なぜ彼らはさっさと直接介入をして来ないのでしょうか?
これについて逆説的に考えてみましょう。
彼らが早々に直接介入をして、地球人をアセンションさせたとします。それは、まだ大切な学びを得ていない、3次元的な価値観に囚われたままの地球人と言う事になります。
なぜなら学びを得て、自分達で社会をアセンション軌道に乗せる前に助けてしまう訳ですから。
そして、地球人は3次元的な価値観を持ったまま、様々な束縛の無くなった4次元世界でその生き方を続ける事になります。当然、そこに生み出された4次元社会は、あっと言う間に3次元世界に転げ落ちて行く事になります。もしくは、4次元の波動領域でより激しい滅亡へと向かう可能性もあるでしょう。
この時、3次元的なのはディープステート達であって、自分達は違うと言う考えもあるのかも知れません。しかし、それは完全な誤解です。地球人の大半、ほぼ全ての人々が、彼らのマインドコントロールにより3次元的なあり方を常識として生きて来たのです。
では、高次元存在達が地球を統治してくれれば良いではないか、と考える人達もいる事でしょう。
実際にエジプト文明などにおいて、過去にそうした時代も存在していました。しかし、地球人は高次元存在達を神として崇め、彼らに依存する事で自らの成長を放棄してしまったのです。
言い方は悪いですが、高次元存在達にしてみれば、自立する事の出来ないペットを大量に抱え込んでしまうようなものです。これではお互いの為になりません。
そのため、過去のエジプト文明などにおいては、高次元存在達は地球上から姿を消し、影ながらのサポートによって、地球人たちの自立的な成長を見守る事になりました。
そして、記事の冒頭に戻る訳ですが、またしても地球人たちの中に、安易に依存的に、高次元存在達が自分達を助け出してくれる事を待ち望む声があるのだと言う事です。
それは、スピリチュアル界隈に一定数見られるものとして収まっていますが、こんな依存的な見方が社会全体に広がってしまうのであれば、それこそ地球文明は救いようがないと言えるでしょう。
しかし、幸いなことに偽ワクチンの問題にしても、腐敗した政治に対しても、イスラエルでの問題にしても、それを自分達の手で何とかしなければと動く人達が地球上に増えて来ています。少しずつではありますが。
また、比較競争的な日常から離れて、ワクワクと調和的な日常の創造に取り組む人達も増えて来ている様に思います。例えば、一昔前であれば当たり前に残業を押し付けられて仕事人間になっていたものが、近年では若者を中心に残業を押し返しプライベートな時間を優先させる傾向が見られる事もそうした表れの1つでしょう。
そうした自らの取り組みを放棄して、ただ3次元的な現実の中にしゃがみ込み、高次元存在達が助けてくれる事を待ち続けていると言うのは、高次元存在達としても「救いよう無い」事でしょう。
彼らは地球人の「自立」をサポートしに来ているのに、肝心の地球人が未だに自立する意思を持たずに依存しているのでは、まったくのお手上げだと思います。
出来ない事を考えても意味が無いですので、出来る事を考え行動に移す事が重要ではないでしょうか。大切なのは「事の大きさ」ではなく「その姿勢」です。
アセンションする上での基準となるのは、まず第一に「その人のあり方」になります。そのあり方を生み出している魂としての波動が、アセンションを引き寄せて来るのです。
地球人には、ゴールを頭に思い浮かべていきなりそこに辿り着こうとする傾向があります。だから、自分には出来ないと諦めてしまうのです。つまり、今ある現実からそこへと至る過程を、イメージしながら前向きに進む事を苦手としています。そのため、他者に依存してしまうのです。
しかし、先にも書いた様にそうした過程を自立的に歩み始めている人達が、個人的な規模を越えて、小さいながらも社会の一部に確実なアセンションの流れを生み出し始めているのです。
おそらく今の流れの中では、今年の夏前から来年の夏までの間に、3次元と4・5次元のタイムラインは完全に分離するものと思われます。それ以降は、お互いのタイムラインを行き来する事が出来なくなると言う事です。
猶予に猶予を重ねられて、最も先延ばしされたタイミングでの分離となりましたが、人々が待ち続けていた様にようやく世界が大きく動き始めそうです。そして、各自がどのタイムライン上に抜け出すのかは、100%、各個人のあり方に委ねられています。
高次元存在達は、4・5次元への選択をした人達が捉えるタイムラインが消えてしまわない様に、全力でサポートしてくれているのです。