不安や恐れとして感じている訳ではありませんが、かつてない危機感を感じています。私の見立てとしては、今年の夏までに人間社会に大きな混乱が起こり始め、そこから1年を掛けて人間社会の中で絡み合って来た2つのタイムラインが完全に分離するであろうと見ています。

 

最新のチャネリング情報の中にも、そうした見解に沿ったメッセージが見られます(私自身はチャネラーではありません)。そして、しばらく続いた「落ち着いた状態」の中での現状維持が、臨界点を越え始めている兆候が人間社会のそこかしこに見て取れます。

 

 

人類の大半はコロナ騒動などの期間を通じて、権威に従い従順に3次元の現実の中に留まるタイムラインを選択し続けています。つまり、そのチャンスを捉えて社会全体として、その流れを覆す事を選択しなかったのです。

 

その結果、今から本当の意味での最後の機会として、各自が「タイムライン」を選択する機会が訪れる事になります。それは、覆された流れに沿って進めば良いと言うものではありません。その機会はコロナ騒動等によって与えられたのですが、各個人レベルではともかく、人類全体としてはそれを活かせなかったからです。

 

そのため、今から訪れる機会は、社会的な選択である以上に個人的な選択の機会として訪れる事になります。みんなと一緒に3次元の現実に留まる事も出来ますし、4次元的なあり方によって、繋がった人たちと新しい道を進む事も出来るのだと言う事です。

 

ただ、多くのスピリチュアル好きな人達に対して、強い懸念が持たれています。それが悪いと否定される訳ではないのですが、そのままでは茹でガエルになってしまわないかと心配されているのです。(あくまでも傾向としての話で、全ての人がと言う意味ではありません。)

 

そうした人達には、悪く言えば「高次元存在達の甘ったるい言葉の中に浸かっていれば、それだけでアセンションする事が出来る」と誤解している節があります。実際には「温かい」言葉を、「甘ったるく」曲解してしまっているのです。

 

例えば、2つの水瓶があるとします。私達は一方の水瓶の中に浮かんでいるカエル達です。その私達が居る水瓶の下には火が付いており、年々水温が上昇し続けています。

 

高次元存在達はそれを見下ろして、「大丈夫、すぐ隣に心地よい水温の水瓶があるから、心地よい方向に前向きに進めば、より良い環境の中に移動する事が出来ますよ」と応援している訳です。

 

特別にスピリチュアルと言うジャンルに興味を持っていなくても、より良い人生を目指して自分の手で人生を切り開いて生きている人達は、着々と隣の水瓶へと移動を進めており、少ない割合ではありながらも一定数の人達は、既に新しい水瓶の中への移動を完了させているのです。

 

しかし、多くの人達は今も沸騰し始めようかと言う水瓶の中において、より良い場所を求めて競争を続けています。そして、スピリチュアル好きな人達は、その競争からは一歩下がりながらも「大丈夫。高次元存在達がやって来て、私達を新しい水瓶の中へと連れて行ってくれるから」と、大丈夫、大丈夫と自らを信じ込ませる事によってその水瓶の中にプカプカと浮かんでいるのです。

 

この人たちの問題は、「チャネリング情報に対して、自分に都合の良い所だけを抜き取って頭の中にお花畑を創り上げてしまっている」と言う点にあります。

 

例えば、「ワクワクと調和的に生きて行けば大丈夫です」と言うメッセージも、そうした人達の中では「ワクワクと調和的に生きたければ大丈夫です」と置き換わってしまう傾向が強くみられるのです。行動しなくても憧れていれば良いと言う訳です。それなら勇気もリスクも必要なく、簡単であるからです。

 

これが、温かい言葉が、甘ったるい言葉に曲解されていると言う意味です。そして、そのまま茹でガエルになろうとしている様に見えてしまうのです。その見方が間違いであれば良いのですが。

 

魂は永遠の存在であり、これからも何度もの転生を経験して行く事になります。その魂としての経験にタイムリミットは無く、急がなければならない訳でもありません。

 

そのため、こうした現実に不安になったり恐れたりする必要は全くないのですが、せっかくの機会ですので自分の足で隣の水瓶まで移動する事が望ましい様に思われます。

 

その水瓶に自分の足で移動する事が出来るのは、数ある転生の中でも非常に稀で貴重な機会であり、それをもって高次元存在達は「ワクワクとする方向に進めば、自分の足で移動できるから大丈夫!」だと伝えているのです。

 

その水瓶とは「場所」ではなく「生き方」を表すものです。「比較競争的な日常をストレス的に生きる(3次元の水瓶)」から「ワクワクと調和的に日常を生きる(4次元の水瓶)」へと、自分の生き方を移動させてくださいと言う事です。アセンションとは「生き方」のレベル上昇なのです。

 

その過程においては、目に見えない波動的な領域からあらゆる「サポート」が与えられています。しかし、サポートはどこまで行ってもサポートであり、それを活かすか殺すかは自分次第です。

 

そのサポートはいつ受けられるのか?と言う問題ではありません。そのサポートはこれまでもずっと与えられ続けているのです。自らの足で水瓶を移動した人達はそれを実感している事でしょう。そのサポートを、幸運と言う形で活かしたからです。

 

しかし、移動していない人達はそのサポートを見過ごして殺してしまっている訳ですから、それを感じる事が出来ません。このまま行けば、1年後にはスピリチュアル界隈にも多くの茹でガエルが出来上がるのかも知れません。アセンションなど嘘っぱちであったのだと言いながら。

 

今の時点で新しい水瓶への移動を終えているのは、ただスピリチュアルな知識を抱え込んでいる人達よりも、前向きで活動的・行動的な人達が中心である様に見えます。

 

そうした中で、茹でガエルをそこから飛び出させるために、今から大きな混乱が与えられる事になります。それが最後のチャンスになるものです。

 

失敗しても、何度でも魂として次の機会を得て行く事が出来るのですから、恐れる必要はありません。しかし、せっかくの特別な機会ですので、自分の日常を自分のあり方によって、ワクワクと調和的に導いてみる事がより良いのではないだろうかと思っています。

 

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