歴史的に言えば、お金と言うのは「金貨・銀貨」の事を指します。それこそがリアルマネーであり、本物のお金であると言う事です。

 

では、紙幣とは何なのでしょうか?本来それは、金や銀との交換券として発行されているものです。貴金属である金銀をその都度持ち歩くのは不便であるために、やがて交換券のやり取りが主流になって来たのだと言う事です。

 

そのため、かつてはアメリカであれば、「金1オンス=35ドル」と言うように交換比率が決められていました。しかし、「お金が無いなら刷れば良い」と考えるのが政治家たちの常なのです。

 

そこで、35ドルあれば1オンスの金と交換できると言う約束を反故にして、交換券としての紙幣だけをどんどんと乱発し始めたのです。それが、1971年のニクソンショックから今に至るお金の歴史です。

 

では現在は、どれだけの紙幣(交換券)を集めれば1オンスの金を得る事が出来るでしょうか?その交換基準の推移が、下記のグラフになります。

 

 

1971年に35ドル集めれば1オンスに交換できたものが、今では2357ドル集めなければ1オンスに交換できない状況になっているのです。

 

現代人はこれを「金の価格が上昇している」と言うようにお金を基準にして見るのですが、歴史的な視点からは「紙幣の価値が下落している」と言う見方こそが正しいのです。

 

国家財政の放漫な運営によって交換券を乱発した結果、こんなにも交換券を集めなければ金を手に入れられなくなっているのだと言う事です。

 

金・銀はリアルマネーであって、紙幣と言うのはペーパーマネーです。つまり、金銀はそれ自体に価値があるのですが、紙幣と言うのは交換券であってそれ自体には紙切れ以上の価値はありません。

 

財政がキチンと管理されているからこそ、それが交換券としての意味を持つのであって、昨今の様な紙幣の発行を大暴走させている様な状況下では、その価値は限りなく紙切れに向かって行くしかありません。正確には、既にもの凄い勢いでそこへと向かっているのです。上記のグラフが示す通り。

 

ここから政治家が真面目になれば・・・と言うのは無理な話で、各国の国家財政は既に自転車操業の火の車で取り返しがつく段階は遥か昔に通り過ぎて来たのです。

 

お分かりでしょうか?これが3次元世界が終わり行く流れであると言う事が。

 

今年から来年にかけて、いよいよその終わり行く流れと、そこから離陸して4次元へと向かう流れとにタイムラインが大きく2つに分離して行く事になります。

 

既に昨年末から太陽と地球によって、エネルギー的な実体領域に大量の燃料が注ぎ込まれ始めています。そして、今年の夏までにはそれが人間社会の中に表れ始めるものと思われます。

 

4次元へと向かう人たちにとっても、これまで並行して来たタイムラインの引き剥がしには大きな困難が伴う可能性が高いです。しかし、その混乱を前向きに抜け出す事が出来れば、3次元的な要素から切り離された世界でアセンションに向かってバックストレートを一気にラストスパートして行く事が出来るのです。

 

ここからの2~3年は、アセンション過程において最大の踏ん張りどころとなります。

 

電子書籍「アセンション 最終章」2024年~2025年 タイムラインは分離し、アセンション過程の最終章が始まる!