アセンションと言うのは、古い世界(人々のあり方・社会システム)が崩壊し、新しい世界へと移行する事を意味しています。

 

この古い世界と言うのは、私達にとっての「常識的な世界」であり、それが覆る事になるのです。

 

この時、前へ進んで行く人達と、後戻りして行く人達とに分かれる事になります。それがそのまま、異なるタイムラインへと繋がって行くのです。

 

この時、最も人々が恐れて後戻りしようとする事の1つが、「お金」が紙くずになると言う問題かも知れません。

 

 

それによって日常を成り立たせ、未来の安心を担保して来た人達には確かに一大事です。そして、私達の殆どがそれに該当する事でしょう。

 

では、本当にお金が紙くずになるのでしょうか。

 

歴史的に見れば、世界中の国家によって発行されたお金は、100%紙くずへと向かう事がわかっています。

 

金貨や銀貨であれば、お金としてと言うよりも金や銀と言う鉱物そのものとしての価値が残って行く事になります。しかし、その価値を薄めた、あるいは現在の様に単に紙切れ・コンピューター上の数字でしかないお金は、その実物としての価格へと向かって行のです。つまり、紙幣が紙くずへと向かって行くのだと言う事です。

 

そうした崩壊への流れは、新しいお金が誕生した瞬間から始まっているのですが、現在の流れで言えばリーマンショック以降に劇的に加速したと見る事が出来ます。

 

日本で言えばアベノミクスの中心の矢である「異次元の金融緩和」、つまり「お金が無いなら刷れば良い」と言う政策によるものです。

 

これが日米欧においてフル回転で続けられたおかげで、今や世間に流通しているお金の量はリーマンショック前の数倍にも及びます。

 

なのに物価が上がっていない。なぜなら、物が不足していないからです。

 

そして溢れかえるお金は、不動産・債券・株式市場へと流れ込み、世界中にバブル相場を巻き起こして来ました。

 

しかし、ウクライナやイスラエルでの戦争によって物流が混乱し、物が不足し始めた事でインフレが始まったのです。

 

今は上昇する波の中で一時的に治まってはいるものの、世界はスタグフレーション(不況下での物価上昇)への道をひた走っているのが現状です。

 

理屈的に書けばこうした話になって来るのですが、要はアセンション過程における古い世界の崩壊は確実に進んでいるのだと言う事です。

 

では、私達はどの様にして、どこへ向かったら良いのでしょうか?

 

それは、各自のペースでお金(中央銀行が発行するペーパーマネー)への依存から離れると言う事です。

 

もっとストレートに分かりやすく言えば、お金が無くても生きて行ける方向へ向かうと良いと言う事です。

 

とは言え、極端に考えてしまうとあまりにも現実的ではないので、やはり自分のペースでそうした要素を増やして行くと言う事が現実的だと思います。

 

ただ、あまり悲観的になる必要も無いでしょう。

 

これは、新しい世界へ移行する上での過渡期における、「一時的な混乱を乗り越える為」と考えれば良いのです。

 

例えば、その先では技術革新によってより多くの仕事をAIやロボットがこなす様になり、基本的な生活費はそこに生まれる利益を財源として支給されるかも知れません。

 

そうした過程の先には、お金の無い世界を現実化する事さえ可能なのです。

 

しかし、そのためには今あるペーパーマネーによる無節操な金融システムを終わらせなければなりません。ところが、多くの人がそれを恐れそこにしがみ付く為に、結局は崩壊を経る可能性が高くなってしまうのです。

 

いずれにしても行先は決まっているのですから、4次元なり3次元なり、自分の生きたい現実に合わせて行動を取って行く事が良いのだろうと思います。