3次元世界の覇権国家として、世界中に支配搾取的な社会システムを広げて来たアメリカの現状について見てみたいと思います。

 

 

● 株式市場が史上最高値を更新中

長らく続いて来た量的緩和(紙幣の垂れ流し)政策によって、行き場を失った大量のマネーが株価を押し上げています。

 

● インフレに伴い金利が急上昇・高止まり

コロナ渦・ウクライナ戦争による物流の混乱によって物価が急上昇。それに対応すると言う名目で金利も急上昇。(実際には好景気によるインフレではなく供給不足によるインフレなので、金利上昇はただ金融・経済を痛める事にしかなりません。)

 

● 金利の上昇に伴い不動産価格が下落中

金利の急上昇により資金調達が困難になった結果として、不動産価格が下落を始めています。他の要因も重なり商業用不動産は悲惨な状態に陥っています。

 

● 不動産価格の下落により銀行等の不良債権が急増

不動産価格の下落により、それを担保として莫大な融資を続けて来た銀行の不良債権が急増しています。

 

● 金利上昇(債券下落)により金融機関の含み損が急増

金利の上昇は債券の下落と対になっているものであり、莫大な債券を保有する金融機関に含み損が急増しています。

 

● 米国民の借金延滞率が上昇中

物価上昇による生活費の増加、金利上昇によるローン負担の増加等によって、米国民の借金延滞率が上昇を続けています。これも金融機関の不良債権増加を意味しています。

 

● 昨年の春以降、金融危機が燻り中

昨年の春に5行くらいの銀行が破綻し、中央銀行が緊急融資プログラムを発動して金融機関を支えて来ました。しかし、その融資も3月11日をもって終了する事が発表されています。金融機関の経営が悪化を続ける中で。

 

● 米国債新規発行・発行残高ともに急上昇中

米国政府はウクライナやイスラエル(ガザ地区)等での戦争支援などのために、莫大な国債発行を継続しており、発行残高に対する利払いは日本の国家予算に匹敵する規模にまでなっています。

 

● ブリックス加盟国・産油国等に米ドル排除の動きが拡大中

世界の国々は原油を購入するために米ドルを保有し、それを米国債による外貨準備として蓄えて来ました。しかし、産油国が原油の貿易決済から米ドルを排除し始めており、ブリックス加盟国内でも通常の貿易決済から米ドルが排除され始めています。つまり、米国債の買い手が消え始めているのです。

 

● 不法移民の急増が続く

米政府は不法移民の急増をむしろ拡大させており、治安の悪化が広がっています。これは、商業用不動産の下落を加速させる要因にもなっています。

 

● 不法移民数が米国民の出生数を上回る

現在の民主党政権は「不法」移民に選挙権を与えることで、不法移民を阻止しようとする共和党に対抗する選挙対策としています。バイデン政権誕生以降、不法移民は統計的に把握されているものだけでも劇的な急増を示しており、昨年は米国民の出生数を上回ったとも言われています。

 

これが、3次元世界が終わりを迎える今、3次元世界の覇権国家であったアメリカで起こっている事です。

 

戦争などの不安要因から、今もなお世界の基軸通貨であった米ドルの価値が他国通貨に対して高く保たれてはいます。しかし、一方では政府に管理された紙幣から、リアルマネーとしての「金」や仮想通貨である「ビットコイン」等に資金が流れているのも事実です。

 

現在、金価格・ビットコイン価格共に史上最高値を更新中です。

 

ところが悲しい事に、日本は世界最大の米国債保有国です。アメリカの浪費を支え続け、最後は紙切れだけが手元に残る可能性が高まり続けている訳です。

 

これが、古い世界が終わり行く風景です。

 

更に踏み込めば、ここに(偽)ワクチンの問題が並んでくる事になりますが、ここでは触れずにおきます。

 

こうした現実の中で私が言いたい事は、これでも沈みゆく世界・社会のこんな現実の流れにしがみ付いて生きて行きますか?自分のやりたい事・ワクワクと調和的な生き方に踏み出して行く事こそが、最も安全な避難路になるのだと思いませんか?と言う事です。