昨日はアメリカ国内の動きについて書きました。アメリカでは、人々が自分達の手によってこの国を守るんだと言う思いによってトランプ大統領を支持し、幅広く関係者がテキサス州のメキシコ国境の警備へと向かっています。

 

今日は欧州について書いてみます。

 

ドイツでは、年明け早々から一ヶ月近く農民による大規模デモが継続しています。そして、その間にも同様な大規模デモがヨーロッパ各地へと拡大しているのです。

 

 

フランスでは政府庁舎前で廃タイヤが燃やされ、肥料となる糞尿がまき散らされています。最近ではトラクターの大行列がパリへと通じる主要道路を数カ所に渡って封鎖し、パリに通じる高速道路が掘り起こされ破壊されていると言われる動画も見られます。

 

ドイツでもついに先日、同国最大にして欧州第3の港湾でもあるハンブルク港への道路が農民たちによって封鎖されました。

 

他にもベルギー・イタリア・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ルーマニア・スコットランド・スロベニア・スペインなどで農民によるデモが起こっています。

 

これって「本気」なんですよね。死ぬか生きるか、つまり、借金を抱えたまま政策によって仕事を奪われようとしている人々の、「本気」の抵抗であると言う事です。

 

ここで言いたい事は、それが良いか悪いかと言う事ではなく、そうした「本気」の中からこそ覚醒者が生まれて来るのだと言う事です。

 

これまでに十分にスピリチュアルな学びを重ねていた場合、覚醒への最後の壁を打ち破るのは、こうした「本気」なんですね。

 

私達は、日常を通じてスピリチュアルな知識や情報を頭の中に詰め込んで行くのですが、それが思考(知識・情報)の領域から信念(常識・世界観)の領域にまで深化した時に覚醒が起こるのです。

 

しかし、そうした深化と言うのは日常の中ではなかなか起こり難く、こうした非日常的な「本気モードの非常事態」の時にこそ起こりやすくなります。

 

経験的に言えば、追い詰められた非常時には「思考の領域にあるスピリチュアルな知識や情報」は、ほとんど役に立ちません。

 

それを100%信じ切って、自分の腹の底深く「信念の領域にまで常識・世界観として受け入れ切って」こそ、スピリチュアルが本物の力となって表れ始める事になるのです。

 

それは、デモ参加者の全てが覚醒すると言う意味ではなく、先ほども書いたように覚醒の一歩手前までその歩みを進めていた人達が、最後の一歩を踏み越え次々と覚醒し始める可能性があるのだと言う事です。

 

こうした「本気」は、同じような状況に置かれた周囲の人々にも伝染して行く事になります。ドイツから欧州各地へと広がった様に。

 

そして、この様に「本気」になり始めているのは、欧米の人達だけではないと言う事も事実です。アフリカでも中東でも世界各地で同様の「本気」が見られ始めているのです。