2024年は波乱の幕開けとなり、特に能登半島地震にあわれた方々などについて、日常回復への道が速やかに進んで行きますことを願うばかりです。

 

そうした困難の中からもリアルな状況を発信してくださっている方達もいまして、そこでの様子を知る事で地震列島に住む私たちに大きな学びを与えてくれています。

 

私の住む地域においても南海トラフ地震(東海地震と東南海地震)においては、震度6強~7が想定される地域であり、決して他人事とは思えず、それは全ての日本人にも言える事だとも思います。

 

 

今回、ツイッター(X)でそうした情報を読ませて頂く中で感じた事を、少し書いておこうと思います。少ない情報から拾っているために、絶対的なものではなく1つの参考として頂けたら幸いです。

 

・情報源としてのコミュニケーションとラジオの重要性

地域によって違いはあるでしょうが、スマホは携帯会社によって停電と同時~1日程度の間に使えなくなったようです。私が見た情報では早い携帯会社は4日目に暫定的に復活したとのことです。テレビは壊れ、新聞は届かず、インターネットも繋がらない?となれば、ラジオが情報源として残る様です。あと、人々の間でのコミュニケーション・情報交換が一番生活に密着したものである事は言うまでもありません。インターネットは、光ファイバーではなくスターリンクであれば大丈夫なのでしょうね。

 

・あまり自動車が使えない

ガソリンが枯渇すると言うイメージはあったのですが、地割れや盛り土の崩壊・建物の倒壊などによる道路の寸断も酷いようです。東日本大震災の時は、とにかくガソリン不足と津波のイメージが強すぎて、そうした事まであまり理解出来ていませんでした。震源地付近や地盤の緩い山間部などでは、普段なら自動車で直ぐに行ける所にも簡単には行けなくなってしまうようです。

 

・行政より自治会が中心になる

大規模災害における比較的早い段階での自助・共助と言う事になるかと思いますが、その活動の中心は各地区の自治会になっている様です。これは、生活に欠かせない食料の確保や避難所の運営等において、生活の中心となる部分をお互いに支え合う形になるかと思います。行政関係者もみんなが被災者であり、基本的には各自が自宅・避難所を中心に出来る事をするしかないのだと思います。また、消防・自衛隊・行政などの組織にも、救助・復興・関係機関の調整などそれぞれの役割があるのだと思います。

 

・田舎である事の利点

今回は基本的に田舎の環境の中で起こった災害であり、だからこういう事が出来るんだろうなと思わされる情報もあります。水の確保で山からの湧き水が利用されていたり、自分達の田畑でとれた食材を使って炊き出しをしている様です。また、人口が少ないために、助け合いの手も届きやすいように感じられます。

 

最後に、世界的な意味でこれからの混乱期を乗り越えて行く事を考える時、スピリチュアル的な視点からそれを見てみると、やはり、人と調和する事(地域コミュニティにおける共助)・自然と調和する事(豊かな自然との共存共栄)が大きなカギになって来るように思います。ただ、それを実践する上でのあり方は1つではなく、各自が置かれた環境に応じて色々な形が考えられるのだろうとも思います。