十字架 なだらかな丘を越えて はるか彼方まで 十字架の列が築かれていく 流れてくる弾は冷たく かけがえがないと例えられる生命が いとも容易く費やされていく どこからともなく迫り 容赦なく降り注ぐ襲来に 否応なく刈り取られていく あとには 息づかいのない荒れた空が残されていく 怒りを超えた 諦めにも似た そんな空が残っていく