チクワです(・∀・)
私は、女子の皆さんに聞きたい。
あなたは旦那さんや彼氏の前で
おならが出来ますか?
私は出来ない。
絶対に出来ない。
決してそういう教育で育った訳ではないが、
チクワ家の人々は人前でおならをしない。
だから私はそれが当たり前と思っていたし、
44年も家族をやっていながら母のおならも父のおならも兄のおならも、死んだジージやバーバのおならも聞いた事がない。
もちろん私も家族の前でおならをした事はない。
気取っている訳ではなく、
チクワ家ではそれが当たり前なのだ。
暗黙の了解と言うのだろうか?
唯一チクワ家で屁をこくのは姪っ子だ。
彼女は特に夕飯直前、
皆が食卓についた時にもよおす事が多い。
「さぁ食べよう♪」
という時に大人顔負けの音量で屁をかまし、
テヘヘと照れ笑いする姪の将来を私は密かに案じている。
【人前でおならをしない】
そうして育ってきた私だが、それでもその後、大人になってから付き合った男達が私の目の前でぶーたらぶーたらなんの恥じらいもなく屁をこくのを目の当たりにし、あぁ、これが世の中では普通の事で、男というのは簡単に屁をこける生き物なのだと学んだ。
でも女は別だ。
女は人前で屁をこいてはならない。
それでもおならは自然現象。
おションやうんちょす同様、
好きな人と一緒にいる時におならがしたくなる時はどうしてもある。
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この記事は、ぶりっ子したり隠したりすると面白くなくなるので、ここから先は赤裸々に書きます。
そして、
この記事を書く上で最も重要な情報を皆さんにお知らせしたい。
【チクワの屁は激臭である】
別れた夫、むりさんは、
自分の母親や呑み友達によく言っていた。
「チクワの屁は本当に臭い。知らない人がまともに嗅いだら泡を吹いて倒れる臭さだ」
もちろん私はむりさんの前でもおならをしなかった。
一緒に過ごした13年の中で一度だけ、
二人で歩いている時に屁がしたくなり、
近くにトイレがなくてもじもじしていたら
「別にすればいーじゃん」
と言われたので、
じゃあ…とお言葉に甘えて歩きながら力んだら
「ぷぅ?」
と間抜けな音を奏でて疑問系の屁が出た事があった。
すればいーじゃんと言ったむりさんは、
「うわ、ホントにしやがった!しかも歩きながら」
と言って嫌がった数秒後、
「うっ!!臭ぇっっっ」
と言って私から離れたのだ。
そんな話は他にもある。
一緒に暮らしていれば、どうしたって同じトイレを使うことになる。
当時私は、出来るだけむりさんが家に居ない時におならやうんちょすをするようにしていたが、
その日は我慢がならず、むりさんが家にいるのにトイレでそっとおならをした。
その直後、何も知らないむりさんがそのトイレに入ってしまったのだ。
むりさんは一度トイレに片足を入れたが、
用を足さずにドアを閉め、
眉間に皺を寄せながら私に言った。
「チクワの屁は親父と同じ匂いがする」
またある日は、
「チクワの屁は古新聞の臭いがする」
と言われた事もある。
やがて、むりさんが家を建てる事になった時は、
「一階は俺専用。三階はチクワ専用」
と言って、夫婦なのに使用するトイレを完全に分けられた。
そして、家が建ってからのこと。
仕事帰りの電車の中でお腹が痛くなり、
真っ青な顔してなんとか家まで辿り着いたのだが、
もう三階まで上がっている余裕はなかったのでむりさんが帰っていないのを確認してから一階のむりさん専用トイレでうんちょすをした。
証拠を消す為、むりさんが帰ってくるギリギリまでトイレの換気扇をフル稼働させていたのに、
2時間後に帰ってきてすぐトイレに入ったむりさんは
「下のトイレ使っただろ」
と、まさにこのイラスト↑の様に鼻をつまみながら言ったのだった。
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この話を書いたのは、
むりさんが神経質だとか細かいだとかいうことが言いたい訳ではなく、
それくらい私の屁が臭い
ということを皆さんに伝えたくて書きました。
それを踏まえて、読み進めて欲しい。
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私は特に、明け方におならをしたくなる。
それが自宅なら、
ベッドで寝たまま「ぷぅ」とする。
なんなら掛けていた布団を片足で少し上げて「ぷぅ」とする時もある。
これは布団の中に激臭をこもらせない為の知恵である。
しかしそれは、自宅で一人だから出来ること。
これがTANAさんちとなると話は別だ。
TANAさんとのお付き合いが始まり、
TANAさんちにお泊まりするようになれば、
当然、【おなら問題】は発生する。
私は、明け方に目が覚める事が多い。
その時、寝返りを打つのを合図に腸も目覚め、活動が開始する。
自宅なら、そのまま「ぷぅ」とかませるのだが、
隣で好きな人が寝ていたらそうはいかない。
「寝てるから気づきやしないだろう」
と思うでしょう?
TANAさんは、少しの物音でも一瞬だけど目を覚ます事が多い。
後で聞くと本人は記憶にないので寝惚けているようだが、私が屁をした時に限って目が覚めているかもしれないと思うと屁は出ない。
仕方なくそぅっと起きてトイレへ向かうが、
私がベッドから出る時の物音でTANAさんが起きるかもしれない。
寝息が聞こえるけど実は起きていて、TANAさんの優しさで寝たフリをしているのかもしれない、と思うと、便器に座ってからもおちおち屁が出来ない。
すかしっ屁ならいいが、
音の出る屁が出そうな時はトイレへ行っても結局屁をしないままベッドに戻る日もある。
そういう時はそのまま朝を迎え、
TANAさんがシャワーを浴び始めたらトイレへ走り、
彼がジャバジャバとシャワーを浴びている間に用を足す。
ちなみに、
TANAさんちは浴室とトイレが隣合っている。
たとえ彼がシャワーを浴びていても、思いもよらず大音量でおならが出てしまうとトイレの中で1人、「き…聞こえちゃったかな…」ともじもじしている。
私はそうして、日々涙ぐましい努力をしているのである。
当のTANAさんは、私の屁の事などどうとも思っていないだろう。
これまでに、トイレでした私のおならの音が聞こえた事があるかもしれないし、なんなら寝っ屁も何度もしちゃってて私は自分の屁の音で目が覚めて(やべぇ!)と思って隣を見るとTANAさんはいつもぐーぐー寝てるけど実は寝たフリをしてくれてるのかもしれないし、
いつも、
「おならの音、聞こえた?」
と聞くと、
「聞こえないよ」
と優しい顔で返してくれるが、それはTANAさんの優しさなのかもしれないし…。
旦那さんや彼氏の前で平気で「ぷぅ」とおならをして、「なんだよ臭ぇなー」「テヘペロ♪」みたいなやりとりが出来る人が私は心底羨ましい。
きっと、TANAさんはいつでも私の屁を受け入れてくれるだろうが、なにせ私がそれを出来ない。
女子の皆さん、どうですか。
男子の皆さん、
自分の奥さんや彼女の屁、どう思いますか。
...なんの話だ