チクワです(・∀・)





すっかり元気ハツラツになったもので、

自分でもついつい忘れて生活しておりますが…





わたくしチクワ、

こう見えて通院中の身でございます真顔あんびりーばぼー





と言っても、


これからあと9年間、

毎日一錠のお薬を飲むこと。



年に一度の検査と、

3ヶ月に一度、お薬を処方してもらいに病院へ行くこと。



これだけですが。






ということで、






行って来ました。

懐かしの、某大学病院。


もう、術後8ヶ月以上も経つんですねぇ…早いような遅いような。








この病院では、

中学生の頃に脳ミソ入れ替え手術…もとい、

脳の血管の手術をしています。


そして昨年には癌の手術をしておりますので、

私にとっては何かと思い出深い場所と言えます。






……( `・ω・) ウーム






誰かの役に立てば、と、

いつかは書くつもりでいたんですが……





よし。


今日は暇だし書いちゃおう。


文字ばかりで少々長くなるので、暇な時に読んでもらえたらと思います。




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私は、中学生の頃に国指定の難病を患いました。


ウィリス動脈輪閉塞症

という難病です。


耳にした事がある方もいるかもしれませんが、

通称モヤモヤ病とも呼ばれている、脳の血管の病です。




幼い頃から、

激しい運動をして息が切れたり、例えばラーメンをすすって息を吸ったり吐いたりすると、右手や顔の右側がピリピリと痺れました。



生まれながらに頭痛持ちでしたし、両親も心配しつつ様子を見て何年も過ごしていたんですが、


中学2年生のある日。




母とテレビを観ながら夕飯を食べていると、夕方のニュース番組でモヤモヤ病の特集が始まったんです。



そして、


「こんな症状がある人は今すぐ病院へ!」


といって、6〜7個の症状が箇条書きで出たんです。




なんの気なしにその症状の一つ一つを読むと、


日頃感じている自分の症状と全て合致するではあ〜りませんか。





母と無言で顔を見合わせましたよね。


いやいやいやいや


たまたまでしょうよ。笑


難病なんて、私が?ニヤニヤ


んなわけない。


まぁそれでも買い物ついでに東京の病院に行ってみようか、ということになりました。





ほんでもって本当に遊びがてらで都内の病院へ行き、こういう訳でテレビを観て来ました、と医者に話すと、


「…そういう人が多くて困るんですよね」


とため息混じりに言われ、


「まぁじゃあCTだけ撮りましょうか」


と面倒臭そうに段取りを始めるのです。





結果。





CT画像を見た医者は急に慌てふためき、「すぐに紹介状を書くから◯◯大学病院の教授に診てもらってくれ」と言いました。


その教授は、日本でトップのモヤモヤ病治療の権威と言われている人でした。



母は今でもこの、ため息をついて面倒臭そうにした医者の名前をたぬきの様に覚えていて、思い出すたびに「あの態度はなかった真顔」と恨み節を炸裂させてます。笑






さて、医者が急げと言うのでCT画像を持って大学病院へ駆け込みましたよね。


するとまぁ、あれよあれよというまに小さな検査から大規模な検査までやらされて…完全に研究材料です滝汗チクワはモルモットになった…




検査の一つに血管造影検査というのがあってですね。


太ももの付け根にある太い血管に少しだけメスを入れて、そこから細い管を通してなんちゃかんちゃらという検査なんですが


当然、メスを入れる前に麻酔を打つわけですよね。



これがもう…癌検査の前の注射も悲鳴をあげるほどの痛みでしたが、この麻酔も負けず劣らず…五寸釘で太ももを貫かれたかと思う痛みでした。





検査後、すぐに病名が告知され、一刻も早く手術をした方がいいとおじいちゃんの大学教授が言うんです。


モヤモヤ病というのは、脳の太い血管の終末部が細くなって詰まりやすくなる病気です。


人によっては知らぬ間に発症して血管が詰まり、失明したり、半身不随になったりします。




チクワ一家にとって、まさに青天の霹靂。


娘が、妹が、孫が…


私が難病!?滝汗滝汗滝汗






…どうしましょ。


思いの外長くなりそうですね。笑


まぁ引っ張る内容じゃないので一気に書いちゃいますね。





そんでもって中学2年生の私は即入院しました。


手術がどうこうより、私が一番嫌だったのは、

髪を坊主にしなければならないことでした。



だって、思春期真っ只中ですもん。


好きな男の子もいたし、ただ朝髪がハネてるだけでも憂鬱な年頃なのに、坊主ってさ……笑




昔から能天気がウリだった私も、

さすがに院内の床屋で肩まであった髪をバサリと落とし、坊主にされた時は泣きましたよね。


奥でママンも泣いてたな。





そんでもって、

なんだかんだで手術は成功。


手術室から出てきた、まだ意識が朦朧としている私が最初に口にした言葉は、

「お兄ちゃん…どこ…?」

だったそうです。



感動ドラマか!笑



ヤンチャ時期で、私の事をクソガキと言ってイキっていた4つ年上の兄も、さすがに私の手を取って握りしめたそうですよ。



全然覚えてないけどニヤニヤ



まぁ実際、一番辛かったのは退院して島に帰ってからでした。


学校に行く様になってからが悲惨でしたね。


長くなるのでそれはまた別の機会に書こうと思いますキョロキョロ





そういうわけで、今も私の左側頭部には10数センチの傷があります。



頭蓋骨に直径1cmほどの穴もあいてます。

穴というか、凹みかな。

嘘か誠か、ドリルでゴリゴリやったらしいのでニヤニヤ




モヤモヤ病は、左右一緒に発症する人が多いらしいですが、私の場合は左だけだったので、いつ右が発症するかとしばらくの間はヒヤヒヤして過ごしました。


数年間は障害者手帳も持っていましたし、難病手当も貰ってましたよね。





しかし、今はもう通院も何も一切不要。


(*´д`*)ハァハァしても

なんら問題ありませんチョキ真顔


20代で障害者手帳も剥奪(←)され、健常者として生活してかなりの年数が経ちます。






…という話でした真顔長くなってすいません。




身体中傷だらけで頭に穴まで空いている私ですが、

今、なんの不自由もなく生活が出来ていること、

バイクに乗れていることに感謝する気持ちを忘れず生きたいものですね。



そして、そういうわけで何がいつどうなるか分からないのが人生ですから、前にも言った通り、今やりたい事でやれる事は出来るだけやる。



人に迷惑をかけないことならなんでもですウインク




こんな話が誰の役にも立つ日がこないことを切に願いますが、癌にしろ、モヤモヤ病にしろ、何か聞きたい事があればいつでもご連絡下さいね。


微力ながら、

なにかしらお力になれるかとニコニコ



長文失礼致しましたm(_ _)m