こりん星からイチゴの馬車でやってきた、りんごももか姫こと小倉優子だプ~☆ 今日は千葉県茂原市にある『トワーズ茂原店』さんで、CR天龍∞の単発打ち36時間耐久実戦をやらせてもらうりんこ、よろしくメカドックだりんこだプ~☆

 

……今でこそフジモンの嫁や加護ちゃんの元・相方あたりを出し抜いてママタレとしての地位を確固たるものにしたアタシにも、もしかしたらこんなふうに昔のキャラを引きずったままパチタレとして活躍する未来があったのかも知れない。アタシと成田ゆうこ(敬称略)の二人で『ダブルゆうこ』を結成して、外房線沿線のパチ屋では知らぬ者なしのキュート&セクシーコンビとして全盛期の辻ちゃん加護ちゃんに匹敵する人気をゲットしていたのかも知れない。テレ東の深夜枠で、モノマネタレントの隣で緑保留からのクソショボリーチで大はしゃぎするフリをする私、なんだかとっても辛そうりんこだプ~。

 

今日は、アタシがいかにしてママタレのトップの座に輝いたのか。何をした結果、輝かしい今があるのか。そして、何をしなかったからこその現在の地位なのか。それをアンタ達に伝えたいと思うの。全ての若きグラビアアイドルたちに、そして、全ての迷えるスロッターたちに。そして全ての外房線沿線住民の皆様に…… って、話が長くなるからもういいわよね。

 

みんなが知っている通り、アタシは元・不思議ちゃんキャラで売り出していたの。ま、これ自体は何の問題も無かったわ。男は頭のユルそうな女は股もユルいんじゃねぇか、みたいな勘違いをしてチヤホヤしてくるのよね。つまり、このキャラ設定によってアタシのカラダ目当てのTV局のプロデューサーどもが、勝手に仕事を振ってくれたというわけ。ちょろりんこよね。

 

とはいえ当時、アタシの同性ウケは最悪。2018年におけるUR吉岡と同じぐらい、同世代女子からのバッシングがハンパないって感じだったんだプ~。男に媚びるような空気感を漂わせる女が嫌われるのは、日本昔ばなしと同じくらい今も昔も変わりないことなんだプ~。この時期はホントにしょんぼりんこだプ~だったけど、アタシは頑張った。食べていくために、生き伸びるためだけに。心は折れかけても、こりん星(千葉県)に後退の二文字は無かったのだプ~。

 

そんな不思議ちゃんキャラからの転換期が、2008年の『CRぱちんこアバンギャルド』の導入あたりだと思うの。アタシが確変図柄の3で、7図柄は真鍋かをりパイセン。1図柄は藤崎奈々子パイセン。藤崎パイセンは後輩の真鍋が何で7なのかしら、みたいな感じで怒って事務所と京楽の偉い人に食ってかかったとかいないとか、当時そんな話をしていたような気がするんだプ~。この年あたりからアタシは焼肉屋のイメージキャラになってみたりと、よりマネー臭の強い仕事をチョイスするようになってきたの。ただ、このジョブチェンジも諸刃の剣。不思議ちゃんキャラを捨てることで根強い昔からのファンを切り捨てるだけでなく、世間からは「あ、やっぱカネなのね」と冷たい目で見られること必至。自分がどういったジャンルのタレントなのか、その立ち位置に迷っていた時期だったんだプ~。

 

アタシの人生の風向きが大きく変わり始めたのは、事務所を移籍しつつ結婚発表をした2011年頃から。IT企業やプロスポーツ選手と結婚するタレントが相次ぐ中で、アタシの結婚相手は美容師。嫉妬の生き物である同世代の女たちから「アラ、意外とカネに転ばないオンナなのかしら?」みたいな目で見られ始めたのが、この頃なの。もうね、アホかと。カネに興味が無い奴が芸能界に飛び込むかっつーの。勘違いすんなりんこだプ~と腹の中でほくそ笑んでいたんだけど、結婚によるイメージダウン、つまりアタシのタレントとしての価値は下がらなかったんだプ~。

 

そして、一気に追い風が吹いたのが2016年。この年、二人目の子供がお腹の中にいるタイミングで、ダンナの不倫が発覚。こりん星からフリン星にワープとか言うてる場合か。しかも相手は、アタシの事務所の後輩のセクシー系タレントという激アツ展開。このスキャンダルによって一気に集まったわよ、世間からの同情票が。そして翌年、離婚を発表したことで大ブレイク。家事と育児に奮闘しつつ2人目の子供も育てる健気なママタレント、というイメージが確立されたことによって、アタシはバラエティー番組を中心に引っ張りだこの存在になったわけ。

 

……ここまでの話を聞いて、他の肉蝮みたいな顔したグラビアアイドルとアタシ、いったい何が違うのかいまいちピンと来ないスロッターのためにメチャメチャわかりやすくするんだプ~。

 

わかりやすく言うと、アイドルはHANABIの設定②なのよ。しっかりキッチリ頑張れば、出率は100%オーバー。つまり、必ず右肩上がりの人生スランプグラフが絵が描かれるの。でもね、他の大多数のアイドル達は、簡単そうに聞こえるそんなことさえ出来ないの。ちょっと連チャンしたらドヤ顔で席を離れてメシを食いに行ったり、少しハマッただけでイラつきながら台パンしてみたり、隣の台のデータを気にしてみたり。そう、常に目の前の勝負に集中出来ないのよ、みんな。

 

HANABIはいいわよ、人生の示唆に満ちているもの。何が起ころうともブン回し。チェリーを狙って、氷をこぼさず、ボーナスを察知したら成立ゲームで素早く揃えるか、次ゲームで1枚掛けフラグ判別&ボーナス揃え。時間とメダルのロスを最小限に留めて、地道に少しずつメダルを増やす。それがHANABIの設定②のような人生。嫌な気分になっても、ひたすら前進。諦めることなく前進し続けたからこその、今の立ち位置。ただ、それだけのことよ。

 

繰り返しになっちゃうけど、多くのアイドルにはそれが出来ないの。スタート地点からいきなりトチ狂ってスーパーリノMAXに着席するかの如く、キャラ設定に失敗する娘、いつまでも設定①のHANABI、つまりダメな男や事務所にしがみつく娘、最高設定(大手事務所)狙いで台移動を繰り返して、結局時間とお金だけを浪費する娘、アクロス連のようなプチブレイクでスグに天狗になる娘、金にならない仕事ばかりのバケ連で自暴自棄になる娘。黙々と設定②のHANABIを打つかのようにコツコツと努力を積み重ねたアタシには、いつの間にか世間から忘れ去られてしまった彼女たちのことをせいぜい横目で追うぐらいしか出来なかったわ。ここで一句、「油断して こぼす氷は 300円 秩序の無い現代に フィストファック」 はい、みんなも音読しなさい。

 

そう、アタシのママタレとしての地位でさえも数年後はどうなっているのか、全くわからないの。今よりもっと有名になっているのか、はたまたとっくに消えた過去の有名人として扱われているのか、それは誰にもわからない。わからないけれど、人生のKKK打法で小役をしっかりゲットし続ける限りは、せめて大きく崩れ落ちる未来を遠ざけることが出来るんだプ~。ああ、なんか説教臭くなっちゃってイヤね。

 

ここからは先の話は、アタシの千葉銀行茂原支店の口座に3万円ほど振り込んでくれたら続けてあげてもいいんだプ~。でも、そんなカネがあるんだったら、アンタもHANABIを打ちなさい。パチンコもパチスロも、よそ見をしてても玉やメダルは増えないでしょ? 悪い誘惑に耳を傾けず、嫌な感情に左右されず、自分の戦いに集中した人間だけが成長できるのよ、人生は。