どうも皆様こんばんは、アストラです。

 

……あっ!! おまえらこのやろう!! 今、ほとんどの奴らが「え、アンタ誰?」みたいな、初めて会ったような不思議顔したなっ!? 俺は街角ピエロか!?

 

勃起力の衰えたアンタらのためにわかりやすく言うと、俺の兄の名はレオ。つまり俺は、ウルトラマンレオの弟。みんな知ってる通り弟キャラって基本、不遇。緑マリオ(ルイージ)、鉄仮面バカ(ジャギ)、そして後藤真希の弟。みんな不遇。自業自得の人もいるけど。

 

で、今回は勃起不全の皆に少し俺の愚痴を聞いて欲しい。主にレオ兄についての話を。レオ兄って書くとタイタニックに出て来るデカプリオさんみたいでカッコいいね。あと、松崎しげるを思い出すよね、地平を駆ける獅子を見たを熱唱したくなるよね、狭山湖のほとりで。獅子座L77星出身で埼玉育ちの俺としては。

 

……ホントね、俺はこういう無駄話ばっかりしてるから不人気なんだよな。相席居酒屋とかに行っても、俺の好きなタイプの女が目の前に座ったとしても、ついつい自分のこととか仕事の愚痴ばっかり喋っちゃうんだよな、円谷プロからのギャラの振り込み額が最近やたら少ないとか、そんなことばっかり。だからモテないんだよな。ちなみに俺の好きなタイプは、もちろん家入レオ。研音の事務所の社長なかなかハイセンスだよ、女性シンガーにレオって名付けちゃうんだもの。俺も研音に移籍したら名前を「明日虎(あすとら)」に変えられちゃいそうだな。ヤンキーカップルの家で寅年生まれた子供か、俺は。

 

……スマン、いい加減に本題に入る。俺ね、昔からパチンコが好きなのよ。でもさ、パチンコやパチスロになっているのはウルトラマン兄貴、セブン隊長、タロウニキの3人だけだよね、たぶん。ウチのレオ兄さん、なんでパチンコ・パチスロにならんのん? そういえばゾフィー兄さんもパチンコ・パチスロ化されてないって怒ってはったわ。京楽の開発者がワシの弟子やったらパンパンやで、そない言うてえらいカンカンでしたわ。

 

そう、細木和子のようにズバリ言うけどレオ兄さんも不人気なのよ。兄が不人気である以上、バーターとして呼ばれるハズの俺の仕事も皆無ジャグラーEX‐AEよ。どうして不人気だったのかは、当時の視聴率を見たら一目梁山泊。ま、要するに一般ウケしなかったのよ。そこで今回はレオ兄さんが何故、テレビでイマイチ人気者になれなかったのかを弟であるレビトラ、じゃなかった、アストラさんが勃起不全のみんなに説明するから、みんな理解せよ、そして納得せよ。拡散はしなくて良いから。

 

レオ兄・不人気理由その①・・・不遇感がすごい

 

レオ兄さんの前番組は「ウルトラマンタロウ」なんだけどね、タロウ兄さんはウルトラ6番目の弟として可愛がられた、いわゆる末っ子キャラなのよ。ツノも生えてて、やんちゃな感じもある。実際のところオープニング曲でも「ウルトラの父がいる、ウルトラの母がいる、そしてタロウがここにいる」って歌われているように、家族に愛されている感が強いのよ。それに対して俺ら兄弟の出身地はM78星雲ではなく、獅子座L77星。どう見てもルックス的に兄弟なのに、違う星で生まれてるのよ。たぶんウチの親父が、どこかのオンナに産ませたんだと睨んでいる。しかもウチの星、マグマ星人にブッ壊されちゃったし。そのせいで、地球に都落ち。パンパンやで、しかし。

 

レオ兄・不人気理由その②…ストーリーが迷走

 

第一話のからいきなり「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」という極めて引きの強いタイトルで、続く第二話が「大沈没! 日本列島最後の日」という川口浩隊長も真っ青の衝撃内容。その後も第六話「男だ! 燃えろ!」とか、第十四話「必殺拳! 嵐を呼ぶ少年」など、なんとなくどこかで聞いたような、もっと言うと森田健作とか石原裕次郎を思い出しそうなタイトルで、しかもやたらと「!」を付ける勢い任せのストーリーを連発。序盤では格闘技を主体として戦っていた兄さんも、中盤以降は光線技を惜しげもなく連発するという思い切った路線変更。そう、崖っぷちグラドルのように、なりふり構っていられなかったんだよね、兄さんも。その一貫性の無さに、昭和の子供たちも困惑を隠し切れなかったのでしょうね。

 

レオ兄・不人気理由その③…少年にトラウマ! 衝撃の終盤エピソード!

 

レオ兄さんの不人気理由を語る上で決して避けて通れないのが、1975年1月10日に放送された第40話「恐怖の円盤生物シリーズ! MAC全滅! 円盤は生物だった!」というエピソードです。全51話のウルトラマンレオ、いや、昭和のウルトマランシリーズでもトップクラスのトラウマ回である当エピソードを超ザックリ説明すると、これまで共に戦ってきた仲間たちの大半がシルバーブルーメという巨大クラゲのような未知の敵によって基地ごと全滅させられます。その模様は当然、昭和の少年の目に焼き付けられることになります。この状況をアンパンマンに例えて説明すると、ある日突然、ばいきんまんに変わる未知の敵が現れてジャムおじさんの工場を急襲。ジャムおじさん、バタコさん、めいけんチーズがテレビの前にいる子供たちの眼前で〇〇(自粛)されます。ついでにメロンパンナちゃんやロールパンナも同様にゴー・トゥー・ヘブン。

取り残されたアンパンマンが新たな敵である「さつりくまん」と戦う、みたいなBPOの審議待った無しエピソードが放送されたんスよ。これを再放送で見た俺も、当時は金玉が取れそうなぐらいビビッし、当時の親たちも「これはさすがに子供には見せられない!」と思ったんじゃないかね。

もうすぐ終わるし良いかな、ぐらいのテンションで作ったのかも知れませんが、さすがにこれはやり過ぎだと思いますよ、ええ……。

 

 

はい、以上のような理由によって不人気なウルトラマンレオは、今後もパチンコ・パチスロ化されない、したがって弟である俺、アストラの出番もギャラも無しというのが今回の愚痴です。ジードとかオーブとかメビウスとか、タバコの銘柄みたいな後輩たちは人気なのに、どうしてレジェンドヒーローの俺たちは不遇なのでしょうね? よくわかんないから俺、もう帰る!