【前回までのあらすじ】

ニコリとも笑わない女都知事に大切な童貞を奪われた挙句、

3年2ヶ月という長期に渡って盛り土の撤去作業を強制された砂肝ちゃん。

その時給は、東京都の最低賃金を大幅に下回る時給69円。

38ヶ月分の収入の内訳は、

時給69円×1日7時間労働=日給483円

日給483円×一ヶ月25日労働=月収12,075円

月収12,075円×38か月=458,850円

スーパー百合子ちゃん・逆ビッグボーナス=マイナス440,000円

結果…手取り18,850円

(休日は、百合子ちゃんのご機嫌取りで1日が潰れます)

という生き地獄であった。

カイジに出てくるような黒服の人から手渡された茶封筒に入っていた、

命の対価とも言うべき2万円に満たない現金。

が、

そのうち1万5千円を1パチの『CR東京レイブンズ』でロスト(1度も当たらず…)した後、

残ったお金を『CRトーキョーチアチアパーティー』(以下、東チパ)のサンドに、

ズップリと挿入させようとしてみたのですが……




以前に東チパを見かけた時の、ヤバそうな予感。

あの時、感じた予感はホンモノでした。

なんと私、イスに座ってサンドにお金を入れようとしたまさにその瞬間に、

「この台は、激しくつまんないよッ……!」

という未来からのエアメールを、脳味噌がガッチリとキャッチ。

私、これまでにも1,000円ぐらい使った段階で、

「あ、この台は激しくつまらないな……」

という予感を感じたことは何度かありましたが、

サンドにお金を挿入する前、つまり1円も使っていない段階で、

非常に危険だなと感じたのは、これが初めてのことでした。

テレンス・リーも顔負けの危機回避能力が私にも身に付いたのでしょうか?


……ま、

だとしたら東京レイブンズで15Kもヤラれてませんよね(根に持ってる)。




とはいえ打たないことには何も始まりませんので、

お金を払ってミッツ・マングローブとディープキッスをするような待ったナシ気分で、

先程から震えが止まらない左手で千円札をサンドにヌップリと挿入します。

1円パチンココーナーにおける1,000円、つまり1,000発分の銀玉で、

東京でチアチアできるパーティーが始まるのでしょうか?




……ま、

結論から言うとチアチアは始まらなかった
んスけどね。


(あらすじ書くのに疲れちゃったので、まさかの後篇まで突入します)