今日は久しぶりにマジメなブログを書きます。

とかいいながら、

ドMのオンナをサランラップで巻いて、

穴という穴にタバスコのビンを挿入していく、

という黒ひげ危機一発みたいなゲームをしたいなぁ…

みたいなことは書きませんよ!

書きませんからね!






えーっとね、

ついさきほど私の友人に女児が誕生した、

という知らせを受けたんスよ。

あ、

正確に言うと友人の奥さんが出産したんですからね、

私の友人はピッコロ大魔王じゃないですから。

クチからタマゴ出てきませんから。



でね、

ワタクシここ最近ずーっと体調不良でね、

今日も相変わらず咳は止まらないわ、

頭ン中で小人たちが古時計でも動かそうとしてんじゃないのか、

っつーぐらいギリギリした偏頭痛は起こるわ、

ギックリ腰のせいで日課のパチンコ玉拾いはできないわ、

ついでに陰茎はしだれ柳だわで、

とにかくイライラしていたんですよね、

あ、

イライラってのはイラン・イラク戦争のことじゃないですよ、

みなさんの職場にもいらっしゃるでしょ?

40代後半ぐらいの更年期ギャルが。

ああいう感じよ、

「ハンコお願いします」って言って書類を渡したら、

やれ署名をもうちょっとキレイに書けだの、

ここのフォントはなんでこんなに小さいのとか、

なんでアンタの陰茎はしだれ柳なのとか、

とにかくやたらとささいなことでキレる感じね、

あれを「イライラ」って言うのね、

あ、

この説明は私のブログを年に3回ぐらい読んでくれている、

東久留米の駅近くのファミマで働いているエトウさん(仮名)ね、

この頭に400本ぐらいしか毛が生えていないクドウさんね、

あ、

私いま思わず本名を言っちゃったね、

そのエドゥーさんね、

あ、

今度はいきなりブラジルのサッカー選手になっちゃったね、

まあいいやそのクドウのオジさんがね、

「砂肝ちゃんのブログは説明不足なトコがあるからね、

もうちょい読者に親切にしなきゃだわね」

とおネエ口調で言う訳ですよ、

昨晩、

私の枕元で…


…って、

それだと私がゲイ、

しかもフケ専のゲイってことになっちゃうよね、

はい、

ここまで読んだことは全部リセットしましょうね。








そう、

私の友人に待望の女児が誕生したんですよ。

待望っつってもアレだ、

辛抱とかうまい棒とかくすだマンボーとかの仲間じゃなくってね、

「待ち望んでいた」ってことよね、

英語で言うとサバンナチャンスね、

ちょっと違うかね…


…って、

そろそろマジメに書きますね。


私、

その知らせを受けた瞬間にすっごく嬉しくなっちゃってね、

体調が悪いのなんか一瞬どこかへすっ飛んで行っちゃってね、

「ああよかったよ無事に産まれて、

そして笑顔を届けてくれて」

って気持ちで胸がパーッと一杯になっちゃってね、

とっても幸せな気持ちになったんですよ。



こんなパチンコとAV女優にしか興味がなくて、

隣の台が連チャンして箱をバカバカ積み上げ始めると、

「次は隣の台に『呪呪呪』の3つが揃って、

台の中から黒マメみたいな虫が出てきちゃえばいいのに」

みたいなホラー漫画家のようなことを考える私がですよ、

こんなに自然に人の幸せを祝福する気持ちになったことに、

なんだかすごくビックリしちゃったんです。




誰かが幸せな気持ちになっていることを想像して、

自分もまた幸せな気持ちになれるってことが、

誰かが幸せな気持ちを分かち合おうとしてくれること、

それに素直な気持ちで応えられたことが、

すごくビックリしちゃたんです。


ああその人はいま、笑顔でいるんだろうなとか、

ああきっと幸せの真ん中で手と手を取り合っているんだろうなとか、

それが例え自分にとって縁の無いことであろうとも、

幸せな誰かを想像して自分が幸せな気持ちになれたことに、

すごくビックリしちゃったんですよ。




何というかこう、

書いても書いても溢れ出してくる感情に追いつかなくて、

ただただひたすらとりとめも無く書いているだけですけどね、

私は今まで他人の幸せとか親切とか労いとか褒め言葉とか、

感謝とか親愛とか情けとか励ましとか、

そういうことを右手で払いのけて、

左手で自分の顔を隠して、

本心を決して覗かれないように生きてきた、

そんな気がしてならないのですが、

誰かの幸せについて何の打算もなく、

ただただふんわりと自然に沸いてきた祝福の言葉。

それを感じられた今はほんの少し、

ほんの少しだけ人間らしくなれたような気がして、

やっぱり少しだけビックリしちゃったのです。





もしも彼女が大きくなって、

その時に私がもっと大人でいられたならば、

「君が産まれてきたおかげで、

僕は人としての感情を知ることができたんだ、

本当にありがとう」

とピンク色の便箋に書いた手紙を彼女に手渡そうとして、

駆けつけた警察に取り押さえられたいな、と思うのです。