「一番最初に観たアダルトビデオって何だろう?」
ミスチルの歌みたいに考えてみても、
記憶があいまい過ぎてちっとも思い出せない。
「それならば最初に性欲を満たすことになった作品ってなぁに??」
同じように好きな人にそう聞かれたとしたって、
やっぱり同じように思い出すことなんで出来やしないだろう。
自分の今現在の性癖。
その原点がどこにあるのか考えようとするならば、
やはり回帰してみるのがてっとり早い。
けれどもそれが難しくて仕方ないから、
結局そんなどうでもいいような事は考えないようにするのだ。
でももしも。
あなたがもしも今、
自分の性癖が罪深いものだと考え、
時に悩み時に苦しみ時に誰かを悲しませたりするものならば、
今一度、自分に問い、
そして答えを導き出さねばならないだろう。
「アナタに与えたその歪んだ性の衝動は、
作品として世に出されたものである可能性が非常に高いのだから」
…と、
ここまで書いて今はっきりと思い出した記憶がある。
あれは小学2年生の時だっただろうか(←はっきりして無ぇじゃん)?
私は同級生のセイケ君という子の家によく遊びに行っていました。
セイケ君の家の近くには「かっぱ沼」と呼ばれていた沼地があり、
普段はうっそうとした背の高い芝が生えて子供たちの侵入を許さなかったのです。
ところがあるとき。
その「かっぱ沼」はすっかり干上がってしまい、
沼地の土が乾いて子供たちが自由に出入りできるようになってしまったのです。
子供を沼に引きずりこむと恐れられたかっぱの姿など影も形も無く、
僕たちはその怖いものの無くなった跡地を探検することにしたのです。
その場所で僕とセイケ君が見たものは、
表紙に薄い生地の服を着た女性がイラストながらリアルに描かれた、
ヨレヨレに曲がった捨てられたマンガ雑誌でした。
僕が恐る恐る足で蹴り飛ばすと、
数メートル先でそのマンガ雑誌は大きく開かれてポトリと地面に落ちました。
そこには、
鉄仮面をつけた男性が女性の股間をペロリと舐める姿が描かれていました。
それを見たセイケ君は露骨に嫌な顔をして遠くへ行ってしまいましたが、
僕は何故かその絵があまりにも犯罪的に感じつつも、
あまりにも背徳的だと無意識に感じつつも、
どうしてもその絵を何度も何度も脳裏に焼き付けるように、
いつまでもいつまでも見つめていたのでした。
だからこそ今でも覚えているのでしょう。
女性器に舌を触れることの出来ない男性も多いと聞きますが、
五感を駆使しなければ誰かの記憶に残ることはできないと、
私はそんな風にも思うのであります。
ミスチルの歌みたいに考えてみても、
記憶があいまい過ぎてちっとも思い出せない。
「それならば最初に性欲を満たすことになった作品ってなぁに??」
同じように好きな人にそう聞かれたとしたって、
やっぱり同じように思い出すことなんで出来やしないだろう。
自分の今現在の性癖。
その原点がどこにあるのか考えようとするならば、
やはり回帰してみるのがてっとり早い。
けれどもそれが難しくて仕方ないから、
結局そんなどうでもいいような事は考えないようにするのだ。
でももしも。
あなたがもしも今、
自分の性癖が罪深いものだと考え、
時に悩み時に苦しみ時に誰かを悲しませたりするものならば、
今一度、自分に問い、
そして答えを導き出さねばならないだろう。
「アナタに与えたその歪んだ性の衝動は、
作品として世に出されたものである可能性が非常に高いのだから」
…と、
ここまで書いて今はっきりと思い出した記憶がある。
あれは小学2年生の時だっただろうか(←はっきりして無ぇじゃん)?
私は同級生のセイケ君という子の家によく遊びに行っていました。
セイケ君の家の近くには「かっぱ沼」と呼ばれていた沼地があり、
普段はうっそうとした背の高い芝が生えて子供たちの侵入を許さなかったのです。
ところがあるとき。
その「かっぱ沼」はすっかり干上がってしまい、
沼地の土が乾いて子供たちが自由に出入りできるようになってしまったのです。
子供を沼に引きずりこむと恐れられたかっぱの姿など影も形も無く、
僕たちはその怖いものの無くなった跡地を探検することにしたのです。
その場所で僕とセイケ君が見たものは、
表紙に薄い生地の服を着た女性がイラストながらリアルに描かれた、
ヨレヨレに曲がった捨てられたマンガ雑誌でした。
僕が恐る恐る足で蹴り飛ばすと、
数メートル先でそのマンガ雑誌は大きく開かれてポトリと地面に落ちました。
そこには、
鉄仮面をつけた男性が女性の股間をペロリと舐める姿が描かれていました。
それを見たセイケ君は露骨に嫌な顔をして遠くへ行ってしまいましたが、
僕は何故かその絵があまりにも犯罪的に感じつつも、
あまりにも背徳的だと無意識に感じつつも、
どうしてもその絵を何度も何度も脳裏に焼き付けるように、
いつまでもいつまでも見つめていたのでした。
だからこそ今でも覚えているのでしょう。
女性器に舌を触れることの出来ない男性も多いと聞きますが、
五感を駆使しなければ誰かの記憶に残ることはできないと、
私はそんな風にも思うのであります。