打っては負け、

打っては負け、

打っては負け。


私にとってパチスロ化物語は、

多額の投資と引き換えに150枚のメダルをゲットする、

とても割に合わないゲームでした。

「これじゃ化物語じゃなくて負物語じゃないか」

とベタな捨てゼリフを吐いた後で、

しばらく手を出していなかったのですが、

先週末に近所のスロット店が月イチ恒例の、

「ブサイク論(仮名)」

とかいうお祭りをやっていたので、

のこのこと足を運んでしまったのです。



戦場ヶ原「あらあら、

季節ハズレのセミの抜け殻かと思ったら砂肝クンじゃない。

あなた、

もう5スロしか打たないんじゃなかったのかしら?」



そんなガハラさんの声を無視して向かった20スロコーナーでしたが、

化物語コーナーは若い男女たちがギッシリと座っておりまして、

当然のように満席。

それならばと空き台のあったエウレカセブン2に着席して、

あっと言う間に2諭吉を涼宮ハルヒのように消失させてしまう私。



八九寺「これはこれはスギヤマさん。

またいつものようにスロットで負けて帰るんですね、

毎度の事ながら残念な人ですねぇ…」



砂肝「人をオメガトライブと一緒に歌っている人、

もしくは3人組お笑いグループの顔のデカい人、

そうでなければ、

世界トップレベルの女子テニスプレイヤーみたいに言うな!

僕の名前はスナギモだっ!!」



八九寺「失礼、かみました」



砂肝「違う、わざとだっ!!」



脳内で八九寺ちゃんとそんなやりとりをしているうちに、

化物語コーナーに1台空き台が出来たので素早く確保。



初当りは台本通りとでも言わんばかりに枚数乗せナシ。

ノマれて追加6本で引いた倖時間が、

シェフの気まぐれのように引いた倍々のお陰で1000枚ゲット。

そのメダルを少しずつ減らしながら、

チョイ負けでヤメておこうかな、

どうしようかなと考えていたところで、

ジャッキーンという効果音と共に、

リールが逆回転を開始…

キスショット

アセロラオリオン

ハートアンダーブレード






忍野忍「お前様、

ここは千載一遇のチャンスじゃぞ、

これをモノにできないとお話にならんのぉ…」


という忍ちゃんの期待も虚しく、

フリーズでの獲得枚数は1000枚。

正直もう少し出るかなと思っていましたが…


羽川「大丈夫だよ砂肝くん、

フリーズでの上乗せ期待枚数はせいぜい550枚程度なの。

確率は設定①で1/16197、

他の機種のフリーズに比べて引きやすいんだから、

そこまで期待するようなものでもないんだよ。」



砂肝「へえ、そうなんだ…

羽川は何でも知ってるんだな…」



羽川「何でもは知らないわよ、

知ってることだけ。」





そんな感じでフリーズ終了後のメダルは約1,800枚。

その持ちメダルをさほど減らすことなく引いた次の倖時間で、




大事故が発生!!







超倍々を引いてみたり、

×10のアイコンをゲットしたり、

怪異揃いから×14なんてのを引いた結果はなんと、

一撃6,700枚!!


この時点(午後4時半ごろ)で8500枚以上の獲得が確定。

上乗せも考慮すると消化に最低でも5時間近くかかるな、

つまり時間との戦いになるなと思った私は、

足元に空っぽのドル箱を5箱ほど持ってきて、

ジュースを買いに行くこともなく、

トイレにも行かずに完全ブン回し
を決行。


打ちながらひたすらメダルを詰めて、

補給のタイミングで素早く店員さんを呼び…





午後8時半ごろにカンスト。

そして午後9時40分過ぎに意外と早く取り切り。





神原「すごいぞ砂肝センパイ!

やっとの思いで万枚童貞を捨てることが出来たんだな!

同じ変態としてこの私も鼻が高いぞ!

後は素人童貞を捨てるだけだな!

その時は是非とも私と手合わせ願いたいものだ!」







やってやりました13,000枚!!

思わず実家の母に電話して、

この喜びを伝えようかと思いましたが、

「えっ、

アンタもうスロットルはヤメたんじゃなかったのっ!?」


と怒鳴られること1確なので中止しました。




初詣で「今年こそ万枚!」と願った甲斐がありました。

次は北白蛇神社でお参りして撫子カスタムで打って、

2万枚を狙います。




千石「砂肝お兄ちゃん、

そんなことを言ってるとアッサリ10マソ負けちゃうよ…」