バイト体験談 ブログネタ:バイト体験談 参加中
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外は冷たい雨、


街は矛盾の雨、


君は眠りの中、


慶次で8万発出す夢を見てる…。



眞鍋かをりと同じく愛媛県出身の砂肝でございます。


レッツ、


プロアクティブ!! ←コイン投入口に塗りたくって店長大激怒





さて久々のブログネタは「バイト体験談」。


ということで、


本日は私が数多く体験したアルバイト経験の中で最も古い、


当時、高校一年生だった私が勤務した、


「スーパーの惣菜売り場」


でのお話をシマチョウ(←ホルモン)。





スーパーの惣菜売り場で私が任されていた仕事は、


・「ギョーザを焼く」


・「てんぷらを詰める」


・「惣菜を量り売りする」


・「寿司を握る」


・「焼き鳥を焼く」


・「値引きシールを貼ったり値引き額を記入していく」


など、


今から考えたら時給580円でよくここまで働かせたなぁ、


と感心するぐらい、いろんな事を任せられておりました。



で、一番面白かったのが最後に挙げた「値引き作業」で、


本日売ってしまわないと捨ててしまうことになる商品は、


私がテキトーな値段を付けて売りさばいてOKという、


これまた今になって思えば「いいのかな、そんなので…」


というウルトラローカルルールが採用されておりました。



私がマッキー(赤)を左手に握りしめて売り場に立つのが、


だいたい午後6時半過ぎ。


この時間になると既に常連オバちゃんは、


潜伏確変を狙うパチプロのような表情で鮮魚売り場あたりから、


私の登場をまちぶせ(石川ひとみ)しているワケですよ、


値引き後のカニクリームコロッケとかをゲットするために。



で、さらにパワフルなオバちゃんになると、


自ら商品を手にして私の二の腕をグイグイ引っ張りながら、


「ホラ、早くっ!!


さっさとコレも安くしなさいよっ!!」


と、


値引きを強要してくるんですよ、


若手女優にダメ出しをしている上沼恵美子のような表情で。




そこは私も仕事ですから、


できる範囲内の値引きには対応しますが、


私はまた人間でもあるので、


そういうタイプの人にはちょっとしか値引きをしてあげません。


せいぜい「30円引き」ぐらいの金額を、


ART下乗せみたいな気持ちで商品に書きなぐって、


オバちゃんに手渡します。



逆に、ちょっと不幸そうで、かつ小奇麗な感じの中年女性。


そうですね、


例えるならいきなり2億円ぐらいの借金を背負わされた森昌子。


そんな感じの女性の場合でしたら、


出稼ぎヨン様気分で200円ぐらい値引きして、


ホンジャマカ石塚スマイルで見送ったりもしておりました。






ま、そんな感じの職場でしたが、


店長が突然、謎の失踪を遂げたり、


次の店長が超ギャンブル狂いでロクに仕事をしなかったり、


さらにマネージャーが胃潰瘍で長期休業、


売り場の主任までがバイトの女子高生に手を出してクビになるという、


霊能力者にお祓いを依頼したくなるようなスキャンダルが続出したため、


なんとなく居心地が悪くなって半年ぐらいでヤメて、


学校の近くの系列店で再度、働くことにしたのです。



そこで知り合ったマネージャーが大のパチンコ好きで、


毎日のように「ドリームXがどうのこうの」とか、


「フィーバーレクサスでなんたらかんたら」みたいな話を聞かされた私は、


なんとなくパチンコって面白そうだなぁ、と思い始めて、


わずかなバイト代をマジックテープの財布に入れて、


パチンコ店に出入りするようになったのであります。




そしてゲッと言う間に20年以上の歳月が流れ、


マジックテープの財布が合皮のすり切れた財布に変わっただけで、


昔となんら変わらない日々を過ごしている私がいるのでした。



                          

                       ~FIN~