~前回までのあらすじ~


「そろそろマグロ漁船に乗る覚悟を決めなけらばならないかも・・・」


と真剣に考え始めるほどパチスロで負けている砂肝ちゃん。


ここ最近は高設定台を確実に掴みつつも粘りきれず負ける、という、


美人の女と部屋に一緒にいるにもかかわらず朝までマリオカートに熱中


そんな煮え切らない戦い方で負け続けていた彼はついに、


とにかく1台で納得するまで粘り続けるという、


「石の上にも三年B組女生徒に手を出して懲戒免職先生作戦」


を決行する。


果たしてマグロ漁船を巡る勝負の行方は!?


そして懲戒免職された山下先生の再就職先は!!?




~ここからが実戦日記です~


【4月7日】


というわけで本日も朝から「エウレカ」を打つべくホールへ。


気合いを入れて30分前にお店に到着したのですが、


ネコの仔一匹すら並んでいなかったので、


近所にあるマックに入って、タマゴと肉が挟んであるハンバーガーと、


ワラジみたいな形のポテトを食べる。


ここのマックの女子店員さんは、


私の顔をみるといつも「ビクッ!」とした表情になるのですが、


メチャクチャアブノーマルなプレイばかり要求してきた、


元カレか何かに似ているのでしょうか、私は・・・・・。


だとしたら、なんだかゴメンね・・・。




開店10分前にマックを出て店の前に来ても、


いまだに誰一人として並んでいなかったのですが、


とりあえず店頭に立っていると、スグに後ろに二人の若者がやってきて、


「オヤジ狩り」という単語が最も似合うシチュエーションが完成。


背後の若者に怯えながら数分待っていると、


抽選箱を持った女子店員さんがやって来てきました。


とりあえずどうしても座りたい狙い台が1台あったので、


若者たちより早く入場したかったのですが、


ここで「エロちっちゃい」という言葉が似合う女子店員から衝撃の告白が!


「今日はぁ~、並んでいるヒトが少ないのでぇ~、


抽選はナシで、並んだ順で入場ってことでいいですかぁ~?」


・・・いいも悪いも、私は先頭に並んでいるのだから何ら異論はない。


問題は後ろの若者が何と言うかです。


しかし、カワイイ女子店員からのナイスな提案に一切反論は起こらず、


抽選ナシで私が一番目に入場することになりました。


そしてこれが、


本日の勝負結果に大きな影響を及ぼすことになるのです。




1番目に入場した私は「昨日設定6」の発表があった台をキープ。


昨日「エウレカ」は2台の⑥発表があったのですが、


そのうち「不発」の⑥の据え置きを狙ったのです。


そして私の後に続いた若者2人は、


それぞれもう一台あった昨日の⑥の台と、


私の隣の台(⑤の発表あり)に座りました。


おそらく彼らも私と同じく、昨日の⑥据え置きを狙っていたのだと思います。


つまり、唯一の狙い台を取られてしまう危険性があったということなのです。




打ち始めること数ゲームで、


契機役ナシからいきなりニルヴァーシュモード。


設定打ち換え→設定担当者が回す→たまたま契機役を引く→放置。


こういうケースも考えられなくもない。


あるいは、設定変更後の高確状態から、


ニルバーシュモードへ移行したのか?


事の真相はわかりませんが、ここは前向きに、


前日、高確状態でヤメ=⑥の据え置きと考えることにしました。


そして直後に、


「その判断でいいんだよ、砂肝ちゃん!」


と言わんばかりに中チェがズドンと停止し、初ビッグボーナス(白7)。


そこからARTとBBの連鎖で、


お昼にさしかかろうという時間までに2千枚弱の獲得。


もしこの時点でアナウンサーに、


「この喜びをどなたに伝えたいですか?」とマイクを向けられたら、


「いや、特にいませんけど・・・」と答えたと思います。


なにせ相手はエウレカ。


今までも2千枚のメダルぐらい、何度もペロリとノマれているんですから。



その後は、ボーナスは引けるがとにかくARTに突入しないという、


キスまではさせてくれるいのに、


胸に触ろうとしたら突然北斗晶ばりにキレる女子にモテ遊ばれるような展開


これが延々4時間ほど続きます。


半日稼動させた午後4時の時点で、


ボーナス出現率だけは設定6の数値を大幅に上回るものの、


ART中のハズレは設定①以下。


チャン目からのREGは赤赤白先行、


さらに高確時の強チェもART非突入のケースが多いという、


かなり打ち手を弱気にさせる展開です。


出玉もかなり削られてきたこともあって、


「この台、やっぱ設定落とされてるのかなぁ?


そしてさっきの早番の女子店員のパンツの色は何色かなぁ?」


と頭を悩ませていたのですが、


「ここでヤメて後で出されたら後悔するに決まってる!


そしてさっきの早番の女子店員は本日、ノーパン!!!」


と気持ちを切り替えて勝負続行することにしました。



が、


やはりボーナス出現率も下がってきて、


ARTにも相変わらず入りません。


夜になって出玉はさらに減少、


しかも2台隣に座っている、


民族衣装を身にまとった電撃ネットワークの南部さんみたいな、


とにかく珍妙なルックスの不思議なオジサンの台が絶好調。


あの台がホントの当たり台で間違いないでしょう。



「あぁ。今日もダメか・・


早番のバイトちゃんは今頃彼氏とハメてるのかなぁ、野良犬みたいに」


そう諦めかけたところで逆に気持ちが楽になりました。


どうせならマイスロミッションの9000ゲームまであと2000ゲーム、


ノマせる覚悟で打ち込んでやるっ!!







パチスロの神様は、


やはり気まぐれでした。


家出して渋谷駅前でたむろしている少女のように、


全てがどうでもよくなってしまい出玉を飲ませる覚悟を決めた途端、


再び台が朝のイキオイを取り戻しました。


ボーナスも再びガンガン当たり出し(通称「ヤマザキ春のボーナス祭り」)、


先程あれだけ引けなかったARTも、高確弱スイカやBB中の抽選で、


いい感じに当たります。


閉店50分前に念願の9000ゲームを超えてもARTも連チャン中で、


いよいよ取り切れない可能性も出てきたので焦り出してきたのですが、


残りストックも少なくなっていたようで、そんなに焦らなくとも平気でした。


10時半に連チャン抜けを確認したところでヤメ。


どことなく神取忍に似ているカウンター嬢から受け取った景品は、


前回の戦いでちょっとシャレにならないぐらいヤラれた金額と、


ほぼ同じぐらいの量でした。



景品交換所の階段を、


チラシの裏にマジックで「勝訴」と書き殴ったモノを持って駆け下りたい。


そんな幸せな気分で帰宅することができました。



「パチスロの神様、どうもありがとう!!」



そして、


負け実戦記事を期待されていた皆様の期待を裏切ってしまって、


ゴメンネ!('-^*)/