《前回までのあらすじ》
事務所でカステラを食べていたところ突然、炎のごとく、
「砂肝、お前が面接やれや。」
と、部長からの嬉しくない指名を頂き、
アルバイトの採用面接をやらされる事になった私。
午後5時ジャストに帰宅することを日課としていた男が、
連日サービス残業をするハメになったその後はいかに!?
そして結婚を誓い合った最愛の人・マサオが、
実は血の繋がった兄であることを知ったミチコが取った驚愕の行動とは!?
~ここで、グリーンジャイアントのCMが流れる~
はーい、つづきでーす。
この間も書きましたが、私、アルバイトの採用面接担当になりました。
そんなわけで1日1、2人ぐらいの面接を連日行っているのですが・・・。
まー、中には濃い方もいらっしゃいまして。
以前勤務していたお店でも面接をやっていたことがありまして、
その時もジャージにサンダルで面接受けに来た兄ちゃんとか、
面接中に友達からかかってきた電話に、
「何だよ、うっせーなぁ・・・」
といいながらフツーに出たギャルとかがいたので、
ちょっとやそっとのキャラが来ても特に驚きはしないのですが、
今日のお兄さんはなかなか強烈だったので、
その事について書いてみたいなと思います。
電話の時点で既に大物の予感がしていた彼は、
まずは無言で入室&着席しておりました。
(この時点で不採用確定&私、先手を完全に許してしまう)
見た目は、漫画「デトロイト・メタル・シティ」に出てくるドラムの人みたいで、
寡黙な変質者という感じで、
「あんまりまばたきをしない子だな」という印象がありました。
※くいこみ戦隊ブルマちゃんのトレーナーは着用していませんでした
以下、面接時の会話になります(注・・・100%ガチです)。
砂肝ちゃん(以下白骨)「えーっと、週にどのくらい勤務できますか?」
男の子(以下カミュ)「週1から6ぐらい・・・やっぱ5で。」
白骨「・・・・・金額的には、月にどの程度稼ぎたいのかな?」
カミュ「(なぜか半笑いで)金額的って・・・
いくらでもいいですけど?」
白骨「・・・わかりました・・・
ちなみに今までアルバイトの経験は何かありますか?」
カミュ「アニメイトとか、
メイドキャフェーとかです(←ホントにこう言った)けど何か?」
白骨「・・・じゃぁ、接客業が多かったんですね?」
カミュ「まぁ、そういうジャンルになるんですかね??」
白骨「・・・え~っと、
何故パチンコ店で働いてみようと思われたのですか?」
カミュ「まぁ、
どんなもんなのか興味があったってとこ?ですかね~。」
白骨「・・・なるほど。
ちなみに今は何か別のアルバイトはされてますか?」
カミュ「自営業です(即答)。」
白骨「じっ・・・自営業って・・・具体的には・・・?」
カミュ「あぁ・・・FXとかです」
白骨「(FXって自営業なのかな・・・?)
なるほど・・・将来の夢は何ですか?」
カミュ「何だろな~・・・・・・・・・・人に役立つ仕事をしたいですかね?」
白骨「(何で疑問形なのかな・・・)・・・・ぐ、具体的には・・・?」
カミュ「社長ってとこですかね?
自分の店を持ちたい・・・ですね」
白骨「わかりました・・・(ここで心が折れる)・・・何か質問ありますか?」
カミュ「ありません(キッパリ)」
白骨「じゃぁ、採用の場合は明日の夕方までにご連絡さしあげますので」
カミュ「あ、
朝の7時ぐらいとかに電話されても困るんですけど?」
白骨「あ・・・大丈夫ッス・・・それは・・・(つか、連絡するかっ!)」
カミュ「あ、じゃあいいです」
ま、5分以内に面接終わったんでラクで良かったんですけどねw
採用して「社長」ってあだ名をつければ良かったのかしら・・・
ちなみに大昔働いていたお店で採用されたアルバイトが、
初出勤時のトイレ清掃の際に突然バックれてヤメたという話を、
今、突然思い出したので書いてみました。
あの子、制服のままどこ行ったんだろーなー・・・。