ウチのお店にたまーに来店されるお客様の中に、
モノ凄く小柄な年配の女性がいらっしゃいます。
身長は多分120センチぐらいしかないので
イスに座るとサンドに手が届かないため、
お札を投入するたびにいちいち立たなければならない姿が、
ちょっとカワイイおばあちゃんです。
年の頃はだいたい・・・85歳ぐらいでしょうか?
それ位の年齢になるとさすがに、
芸能人で誰に似ているというのが例えようがなく困るのですが、
しいて言うなら皮膚の感じとシワの模様が、
木の切り株に似ていらっしゃいます。
おばあちゃんの好きな機種は「花の慶次~斬」なのですが、
ハンドルを持つ手がプルプルと震えていてとにかく覚束ないので、
気が付くと右打ちになってしまい、玉を大幅にロスしているのです。
それは大当たり中も同様で、
慶次の「ランクアップボーナス」で、
上部アタッカーがパカパカしている時も右打ち全開という、
おばあちゃん自身が傾奇者状態になっているのです。
私が慌てて、
「ちょっ!い・・・今、ここっ!!上のっ!ほらっ!!
今、ここがパカパカ開いてるでしょっっ!!ねっ!?
だからっ!!ここを狙って打ってっ!!」
と叫びながらホームヘルパーのように手をとりつつ狙いを定めても、
まるで私の話を聞いておらず、
ダッチワイフのようにクチをパカーッと開いたまんまで、
また数秒後に右打ち状態に戻しちゃっている有様なのです。
そうして、推定数千発はムダ玉にしているにも関わらず、
まるで台が損失補てん機能を発動させたかの如く怒涛の連チャンを開始、
いつもかなりの出玉をお持ち帰りになるのです。
本日も、慶次でサクッと23連チャンさせた後、
「もう、終わり。」と呟きながら確変中の台を放棄、
帰宅するのかと思いきや意表を突いて沖海2に着席、
ここでもお座り速攻で確変5連、
さらにいつの間にか新台に移動してここでも確変を引き当て、
数時間で3万発(右打ちによるロスは推定4千発)ほど出して、
ヨチヨチと帰宅されました。
とにかく見ていてハラハラして仕方がないのですが、
やたらとヒキが強くて、いつも大抵勝って帰っているこのおばあちゃん。
前回来店時も慶次で10万コースも叩き出しているのですが、
カラダの小刻みな震えに大当たりを直撃する体感器的な作用があるのでは?
と私は密かに睨んでおります。