皆様は「すた丼」(すたどん)もしくは「すた丼屋」をご存知でしょうか?
都内、特に西東京地区に在住の方にとっては、
「知ってるに決まってるじゃん!」
というぐらいの有名店ですが、
おそらく、それ以外の地方の方にはなじみの無い名前だと思います。
大雑把に説明すると、
「味・ボリュームともに暴力的な破壊力を持つ豚丼」
って感じですかね。
それを食わせる店が「すた丼屋」です。
豚バラ肉とネギをニンニク醤油でガッツリ煮込んだものを、
ドンブリ飯の上に乗っけて、その上にタマゴを割って、
「ホラ、エサの時間だ、黙って食えwww」
といった感じでテーブルの上に置かれるそれは、
まさに「男の食い物」って感じで大好きでした。
僕は15年以上前に国分寺界隈に住んでいたので、
黄色い建物が目印のこの「すた丼」のお店には、
しょっちゅう足を運んでいました。
国分寺駅からほんの少しだけ歩いたところにあるここの店内は、
いつも殺伐とした感じで(←褒めてるつもりw)、
「メシを食うためだけの小屋」という雰囲気が大好きでした。
客層も概ね20~30代ぐらいのヤローばかりで、
「すた丼」を食べて文字通りスタミナをつけよう、という意気込みのある、
この後、大して好きでもない同じサークルの女とハメる予定の大学生や、
午後からもうひとがんばりしようか、という肉体労働者、
その他、南口のパチンコ客、ピンクなサロン的なところへ行くリーマンなど、
猥雑な方々が多くて素敵でした。
ちょっと調べてみたら、今「すた丼」のお店って、
ずいぶん店舗数が増えてるんですねー。
僕の通勤途中の駅にもお店があって、ちょっと覗いてみたんですけど、
国分寺の「すた丼」屋とは全然違った、洒落た内装になっていましたよ。
まぁ、まだ出来て間もない店舗みたいだから仕方ないのかもしれないけど、
もっと小汚くて乱暴な感じのほうが入りやすいです、すた丼屋に関してはw
で、何でこんな事を思い出したかというと、
昨晩、こういうのを作ったからです。
「桃ラー」でひき肉・人参・ピーマンを炒めて、
丼めしにキムチと一緒に乗っけて、
その上に生卵をかけてみました。
見た目、全然ウマそうに見えませんがwww
満足できる味でした。
男は黙って、肉と飯!!!
そんな事を考えているうちに「すた丼」の事を急に思い出したんスわ。
久々に食べてみたいなぁ。