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夏の風物詩といえば、セミと水ようかんとロストバージン。
女子の皆様は、ご自身の喪失体験を今一度思い出して頂いて、
股間をほど良く湿らせて頂きたいな、と思う今日この頃です。
男性諸氏についてはどうでもいいです。
そんなセミの鳴き声ですが、
マイグランドファーザー&マザーの住む愛媛県のド田舎では、
夏になると朝から北宇和セミ少年少女合唱団が
ハウンドドッグばりの大熱唱をはじめて、
おちおち寝てらんないぐらいの大騒ぎになります。
【余談ですが、愛媛には土居仲(どいなか)という地名が本当に存在し、
文字通りのひなびた町に僕の親戚も住んでおります】
今、僕が住んでいる杉並六本木ヒルズには、
あまりセミの鳴き声が聞こえてこないので、
それはそれで、ちょっと寂しい気がしますね。
で、この話で思い出しましたが数日前、
僕の勤務するパチンコ店「パーラー地獄めぐり」(←お盆仕様)で、
営業中にふと気がつくと、シマ端のドル箱の中になんと、
セミちゃんがお中元のように横たわっておりました。
どこからか、まぎれこんできたのでしょう。
「砂肝ちゃん、セミ片付けちゃってYO!」
と常連さんたちにツッコまれる前にと思い、
僕がセミちゃんの遺体を処理すべく、ドル箱を持ち上げたその瞬間・・・
ビビビビビビビビビビ!!!
「ぬうわあああああ!!!」
電池を交換したかのようなイキオイで、
ホール内を飛び回るアブラゼミ(マブチモーター内臓)。
そして遊技に熱中して、誰一人としてこの事態に気付かないお客様たち。
なんとか事態を収拾すべく、セミ1号の行方を目で追っていると、
突然、再び電池が切れたかのように、
「忍術決戦 月影」のシマでボトリと床に落下する1号。
今度こそ逃してはならない、と細心の注意を払いつつ、
二つのドル箱を重ね、
ジャンクマンのようにガッチリとセミを閉じ込め、
そのまま店外へ。
しばらく歩いて、競合店舗前で釈放してやると、
空高く羽ばたいて行ったのでした。
【今回の結論】
「セミの鳴き声はキライじゃないけど、セミはホールに来ちゃだめ」