「20分でプリン30個? そんなの楽勝ッスよwww」


一週間ほど前、休憩室に響き渡った、


アルバイトスタッフ苦虫君(仮名)の調子に乗ったその一言が元で、


スペシャルイベント


「第1回チキチキプリン30個一気食い選手権」


が、昨日「苦虫君を懲らしめる会」主催により開催されました。


完食すれば、賞金1マングースが授与されますが、


失敗すればプリン代全額自腹+罰金1マングース。


という、簡潔かつ容赦ないルールです。



当初は高校デビューのヤンキーのように強気だった苦虫君も、


開催日が近づくにつれてだんだんと弱気になってきたようで、


「砂肝さぁ~ん、プリン30個、20分で絶対食えますよね???」


と、捨てられたハムスターのような潤んだ瞳で尋ねてきたので、


「まぁ、ムリだろ」


と正直に答えてあげました。



そして迎えた当日。


女子からの抗議殺到!砂肝ブログ

写真でもおわかりになると思いますが、


この他に、別テーブルに9個のプリンが。


これを見た瞬間「、「あぁ、絶対ムリだな」と思いましたw




「とりあえず、ドンブリにでも移してから食べれば?」


という僕からのアドバイスを無視した、苦虫君の挑戦が始まりました。



開始から一個あたり20秒ペースでプリンを体内に流し込む、


人間バキュームカーと化した苦虫君。


が、開始からわずか1分半、5個目のプリンに手をつけたあたりから、


バキューム力があからさまに低下し、


「フツーにプリンを食べているだけの兄チャン」と化す苦虫君。



その後、8個目を食べ終わったあたりで、


完全に表情が消え失せ、


一体だけ笠をかぶせてもらえなかった地蔵のように固まる苦虫君。


「うさぎとかめの、うさぎ作戦で行きます・・・」


と、ショウジョウバエの鳴くような声でボソッと呟いた彼。


直後に、


「うさぎは、休んでたからかめに負けたんじゃん!」


という正確なツッコミを皆から浴びせられる彼。


美しいチームワークです。



残り時間が半分を切っても、テーブルの上には20個のプリンが。


既に財布を取り出して罰金支払いの準備をする、


なんとなく神様に近い存在に見え始めた彼・・・。


あとは2歳児のようなペースで、ヨチヨチと食べておりました。




結果。


残り4分を残して本人からギブアップ宣言。


それでも、13個と半分のプリンを、15分強で食べていたのですねぇ。



「絶対イケると思ったのになぁ・・・」


と、心なしか顔がプリン色に見える苦虫君は、そう呟きました。


「絶対ムリだと思ってたよ」


とは、さすがに気の毒で言えませんでした。



こんな愛すべき大馬鹿者と仕事が出来て幸せです、僕は。



※余ったプリンはスタッフが美味しく頂きました。


が、僕は牛丼大盛りとベーグルを食べた後だったので、


でかプッチンプリン1個食べただけで胸焼けが・・・。


こんなの、よく13個も食ったなぁ・・・。