
本文はここから
ここ最近は石田衣良と東野圭吾の文庫の新刊が出たら読む程度で、
年に本を読む数は、5冊前後でしょうかね・・・・・。
我ながら情けない。
ま、それはさておき。
僕は結構、人から薦められて読んでハマっちゃう、というパターンが多い。
つか、ほとんどそのパターンですかね。
要するに「何らかのきっかけ」がないと、新しい本を読んだりしないって事ですね。
で、「オススメの1冊」。
それこそたくさんありますが、僕が本を読むキッカケになったのが、
村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」です。
- コインロッカー・ベイビーズ (上) (講談社文庫)/村上 龍
- ¥490
- Amazon.co.jp
↑表紙が見たくて貼りました。
コレ見てもイマイチピンとこなかったのですが、
自分で買ったわけでもないし、
ブックカバー被せて読んでたんから、アタリマエですねw
僕の、今は地獄にいるであろう父が、
ダンボールに詰めて自宅に送ってきた大量の文庫本。
その中の1冊(正確には上・下巻あるので2冊)が、この作品でした。
これを読んで父がどう感じたのか。
あるいは、買ったけど読まないから送ってきたのか。
僕に読んで欲しいから送ってきたのか。
捨てるのは勿体ないから送ってきたのか。
手紙すら添えられていないダンボール箱からは理解できないので、
代わりにこの本を読みました。
まず最初の一文が衝撃的でした。
当時は高校生だったので、その衝撃はより大きかったのでしょう。
そこからはあっと言う間に作品に引き込まれてしまいました。
僕は高校生の頃は、
既に亡くなってしまった作家の純文学作品ばかり読んでいたので、
存命中の作家の本を読むキッカケを与えてくれた、という意味でも、
この1冊の存在は大きいですね。
ちなみに、この作中に登場する美少女。
その実在しない女の子を好きになったのは、この時が初めてでした。
(ま、その後大変な事になるとはその時は想像もしなかったのですがw)
その女の子の名前は「アネモネ」と言います。
ハイ、僕が何を言いたいかはおわかりですねw
読んだことは無い人はもちろん、
村上龍の作品は嫌い、という人にもコレだけは読んで欲しいと思いますね。
ま、コレ読んで嫌いなら仕方ないですけどねw