今でこそ、やれメリーク○トリスだの、メリーク○ニリングスだのとほざく顰蹙者となってしまった僕ですが、サンタさんの存在を信じていた幼年期はちゃんとありました。

その気持ちが揺らいだ出来事について書きます。

あれは、まだ僕が小学校にあがる前のクリスマスの夜。

僕は今宵やって来るサンタさんのために、小さな靴下を枕元に置いて眠りにつきました。

そしてその翌朝。

枕元の靴下は、何やら重量感がありました。

中身はなんと!

大量の小銭(笑)!!

母さん、せめてアーモンドグリコとかでいいから、品物でくれよ…と今なら思うのですが、母一人子一人の暮らしの中、いろいろな意味でゆとりがなかったのでしょう。


その時以来僕は、「なんとなくサンタは実在しないっぽい」と思うようになりました。

いい話なのか、やな話なのか自分でもサッパリわからないのですが、毎年クリスマスの日にはこの時の出来事を思い出します。

おわり。