ぬぅ。
ファミコンの話題になるとみんな食いつきがいいなぁ。
明日は、インカムでいきなり「ハドソン!」と叫んで、
「バンゲリングベイかっ!」っと突っ込んできたバイトには、
時給を20円ぐらい上げてみてはいかがでしょうか。
今日は漫画ネタでございます。
- バガボンド 27 (27) (モーニングKC)/井上 雄彦
- ¥550
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↑当然買ったであろうな、皆の衆。
バガボンドの最新刊です。
「スラムダンク」もそうですが・・・・・
井上雄彦先生の作品には「心を打つ名台詞」が本当に多いですね。
※以下、ネタバレがあるので、未読の方は読まない方が良いです。
今回の名台詞は、吉岡拳法先生が幼少の植田良平に伝えた、
「一(ひとつ)の太刀」の意味。
闘いに「次」はない いま! ここ! 今ここですべてを相手に伝える!!
それ即ち一の太刀!!
僕は前巻まで、一の太刀とは
「一撃必殺」のような意味合いだと解釈していたのですが、
勝負に対して真摯であれ、その一撃に全てを込めろという、
精神的な意味合いが強かったのですね。
ちょっと僕、単純な解釈し過ぎてましたなー。
この作品で僕の好きな言葉は、本当に沢山あるのですが・・・・・
一番は床の間で横臥する柳生石舟斉が、
まさに命を奪わんと迫ってきた武蔵に対して悠然と放った一言、
天下無双とは、ただの言葉じゃ
これは痺れましたね。
自分が命を削って追いかけてきたもの、目標としてきたもの。
そんなものは「ただの言葉」であって、
そんな言葉に捉われず、答えを求めず、ただ目を閉じる。
そうすれば、自分の中の無限を感じられる。
うーん凄い。
人間は、いろんな言葉に騙されたり拘り過ぎて、遠回りしたり、
無駄に悩んだり、苦しめられたりしているんだなぁ。
答えは常に、自分の中に見出されるもの。
あるいは既に、持っているもの。
追い求めるものじゃないんだね。
・・・・・と僕は解釈しました。
「さぁ砂肝、いつボケるんだ?」
というプレッシャーを感じるので、一言。
この作品のタイトルを
「バカボンド」
と勘違いしている人は、まだ割といるよ。
・・・・・宍戸梅軒の鎖鎌が側頭部に命中したのでここで臨終ッス。