今から22年前の今日。


一本のファミコンソフトが発売された。


その名は「ポートピア連続殺人事件」。


原作者は堀井雄二さん。


この半年後に発売される「ドラゴンクエストⅠ」で、


ふっかつのじゅもんを書き間違えた少年たちを涙目にした、


堀井さんの代表作のひとつである。



毎年、この日になるとこのゲームの発売日を思い出します。


それは、小学校の頃、同級生のカワサキ君と一緒に、


所沢のハーゲンダッツに一緒にアイスを買いに行く約束をしていたのに、


22年前のこの日に、いざ所沢についた途端、


「俺、今日ポートピア買いに行くもんね」


という一言を残して、僕がずーっと楽しみにしていたハーゲンダッツ大会を


バックレやがったからである。


ひとりでアイスを買いに行ってもつまらない僕は、


涙を流しながらとぼとぼと帰り道を歩いていました。



あれから長い時を経ても、いまだにあの日の事は忘れません。


カワサキ君はその後、「オホーツクに消ゆ」も家でやらせてくれたし、


恨んでいる訳ではないのですが、何故か、


毎年11月29日になると、そして街でハーゲンダッツを見ると、


あの日の出来事を鮮明に思い出してしまうのです。



あ。


今知ったんだけどFC版「ポートピア」のパッケージ。


「キャッツアイ」「シティーハンター」でおなじみ北条司先生デザインだって。


知らなかった・・・・・。